いけばな嵯峨御流

1月28日。嵯峨御流華道京都司所 新年師範総会

先週来の寒波の余波で寒い日となりました1月28日、司所創立90年を迎えようとされている京都司所の、恒例の新年師範総会が新都ホテルで開催されました。私は華道総司所からの出向で、師範許状授与式を務めさせて頂きました。
式典の始めに、舞台上の御題「語」の花器を組み合わせた作品に、昨年誕生した7名の師範の皆様がオンシジウムの花を添えられ華やかな幕開けでした。
司所長村山栄甫先生のご挨拶では、新師範に対する期待と司所員への感謝のお言葉、そして今年の戊戌開封と嵯峨御流創流1200年のことが話されました。私も皆様にご挨拶させて頂き、嵯峨御流にとっても今年は御勝縁が重なるおめでたい歳であることなどお話ししました。
そして、今年度講師の村田眞智甫先生・藤岡美津甫先生による「そわか」を用いての「不二の花」「空相の花」のデモンストレーションが披露され、祝宴となりました。
新師範を囲む司所員皆様の、晴れやかな笑顔にあふれた、素晴らしい新年の集いでございました。

こうした節目を晴れやかな式典で祝う事は、その日の高揚した感覚とともに生涯の思い出となって残り、励みとなる大切なことだと感じました。
いけばなの道を極めていく事は楽しく喜び多い事です。そして嵯峨の花の中にある思想を学ぶ事で、日本伝統文化の根幹をも理解できるようになっていく事でしょう。道を共に歩む友人や先輩は一生の友となり、支え励まして下さる、かけがえのない宝物です。

 

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