いけばな嵯峨御流

2月11日。津山司所創立95周年記念華展「梅」を拝見しました。

 

津山市内のアルネ津山7階ベルフォーレ津山に於いて開催された華展を拝見しました。劇場内とホワイエを華展会場として上手くレイアウトされ、オープニングは「特別企画 津軽三味線『華』舞台」の演奏で大いに盛り上がりました。
舞台の一対の御所車、会員の皆様による梅のテーマを中心にいけられた作品の数々は、言葉を超越して、会員の皆様の花を愛し津山司所の歴史に誇りを持ち、さらに花を通じて漲る力を私共に届けて下さいました。

津山には大正年間に嵯峨の研究活動があり旧称 清翠会として華会も行われていたそうです。大正12年に華道総司所により全国の司所組織が整えられ正式に清翠会が司所となり、昭和8年に名称を津山司所とされ現在6代目光岡道寛司所長のもと華道発展に尽くすべく活発な活動をなされておられます。(※月刊嵯峨1000号記念誌より)


嵯峨御流の力は、全国109司所の一つ一つの輝きが合わさった姿です。
司所の力の源は、人。この度の花展でも、皆様の笑顔がとても印象的でした。先輩が築かれたものを積み重ねられ、未来の人が伝承し、時代の風に合わせながら、嵯峨の花態に込められた思想と自然観を、大切に喜びを持って守り伝えて行きたいと、わたくしも思いました。

 

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