いけばな嵯峨御流

葉蘭の花

去る3月31日・4月1日の両日うめだ阪急で開催した嵯峨御流弘友会司所創立70周年記念華展では、司所の創立者でもある辻井弘洲が著した「葉蘭百瓶」を、テーマ<守破離>の守で再現した。
生花では、3月4月頃の花期を葉蘭の旬といい、この間は他の花をあしらわないで葉蘭だけをいける。
葉蘭の花を、地面を掘るようにして探したが見つからず諦めかけていたところ、東京のさる流派お家元のFBに葉蘭の花を見つけましたとの記事が!羨ましいですとコメントしたところ、お家元から、よろしければお使いくださいとの大変有り難いご厚情をいただいた。
そして何と、翌日のいけこみ日の朝、宅急便のお兄さんから私の手の中に、丁寧に丁寧に包まれた葉蘭の花が手渡された。
この感動、涙が出ました!心に力がモリモリ湧いてきました!!

葉蘭の花は、生花と文人華に分けて使わせていただき、文人華では青磁の水仙盆にそのままの根洗の姿に葉蘭の葉を添えていけ、会員皆々 珍花を拝見し勉強させていただいた次第。

 

 

ページトップへ