いけばな嵯峨御流

嵯峨祭り

sagamatsuri

 

愛宕神社の愛宕神・野宮神社の野々宮神をお祭りする嵯峨祭りは450年以上の歴史があり、1537年の文献に記述が見られる古いお祭りです。

祭神が二社、神輿も二基ある事や、お祭りの主催が江戸時代まで大覚寺・清涼寺などのお寺だということが他と違う特徴です。二基のお神輿は清涼寺の前を通り11:50に大覚寺に到着し、そこで儀式が行われます。

 

大覚寺勅使門を剣鉾がくぐり抜け、お神輿は勅使門の前で大覚寺僧侶の読経と神社の祝詞の両方、神仏習合の形で清め払いをお受けになります。その後は、五基の剣鉾(きく・ぼたん・おもだか・りゅう・きりん)が「りん」を鳴らし、お神輿が通るために邪気を払いながら一日かけて嵯峨一帯を練り歩くのです。

毎年第四日曜日です。

 

おそろいの法被には、大覚寺の寺章である、嵯峨の山山を上下に重ねた紋がつけられています。

私の家も鉾の町内です、お祭りが近づくと、毎夜「り~ん り~ん」と10mもの棹の先の「りん」を鳴らすお稽古の音がして、祭りの近づくのを感じるのです。

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