いけばな嵯峨御流

9月17日・18日。日本いけばな懇話会主催 京都花会 「秋草をいける」に出瓶しました。

京都建仁寺 塔頭 西来院において、9月17日・18日の両日、日本いけばな懇話会が主催する京都花会「秋草をいける」に出瓶致しました。この度の華展は、秋の草木に想いを深め、未来に向かってのいけばなを提案する、という趣旨で開催されました。今回の出品者は、36名。皆、家元や家元嗣の方々ばかりです。

私の作品は、伊藤若冲の動植綵絵の群鶏図をイメージして、大鶏頭・葉鶏頭を鶏の頭や尾 に見立て、縦長の空間を、床の間の掛け軸のようにとらえていけました。

器は、行器(ほかい)です。ほかいの語源は、祝う(ほかう)の名詞形で、元々は神仏に食物を捧げることを意味したとの事。野遊びの際、食物をいれて運んだ、この行器は、この西来院のお寺の風格ある空間にふさわしいと思いました。嵯峨御流からは、岡田芳和先生も出瓶され、私が撮らせていただいた岡田先生の作品写真を、併せてご紹介いたします。

日本いけばな懇話会は、いけばなの普及につとめること、そして会員相互の研修も目的の一つです。いけこみ日の夕刻から、会員相互の研鑚の為、有識者を交えての座談会が行われました。

テーマは、「今日のいけばな、明日へのいけばな」

・なぜ花をいけるのか

・型について

・瞬間芸術としてのいけばな

・受けとること、伝えること

グループにわかれての分科会は、大変興味深いもので、皆未来のいけばなについて真剣に語り合えた一時でした。

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京都市副市長、藤田裕之様がお越しくださり、親しくお話をさせて頂く事ができて、大変光栄でした

 
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岡田芳和先生

 

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