いけばな嵯峨御流

5月19日。東京上野 寛永寺で、有栖川宮慈性親王様のお墓参りをさせて頂きました。

今年4月9日の華道祭にて、大覚寺最後の宮門跡様であられた有栖川宮慈性入道親王さまの150回御忌法会が営まれました。150回御忌法会の成満ご奉告のため、黒沢全紹門跡猊下、伊勢俊雄宗務総長、草津栄晋総務部長ともに上野寛永寺に同行させていただきました。慈性入道親王は10歳で大覚寺の第44世門跡と蓮華光院門跡に就かれ、密教興隆と大覚寺の護持発展につくされました。ところが、弘仁2年9月、実弟である江戸・輪王寺の第13世公紹入道親王が31歳で夭逝され、後継問題が起こり、大覚寺門跡であられた慈性入道親王に白羽の矢がたてられたという事です。慈性入道親王は10年ほどで愛する大覚寺に帰山することを誓われて、江戸へお立ちになられたということです。しかし、諸事情が重なり、やっと慶応3年10月15日の大政奉還を機にようやく大覚寺へお帰りになる事が認められた直後の11月24日に急逝、行年55才で薨去されたのです。現在、上野寛永寺輪王殿にある宮墓地にある慈性入道親王様のお墓は、今も大覚寺の方を向いて建てられている、ということです。>

 大覚寺HPより、勅使門のお話しもご覧ください。

 https://www.daikakuji.or.jp/about/story_chokushimon/

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