嵯峨御流創流1200年迎祝記念式典 〜天皇の華を未来に伝える〜 を開催②

嵯峨通信

①の続きです。

そして、舞台中央にて目隠しをされていた皇室有縁花器「鳳瑞」がお披露目され、辻井華務長による「鳳瑞」への特別挿花が行われました。「鳳瑞」は大正天皇のお妃:貞明皇后様の御遺愛大花瓶であり、三笠宮様から1951年に大覚寺に賜り、以来毎年華道祭で総裁席に飾られておりましたが、明治時代の日本を代表する陶工:宮川香山の逸品であることなどから、非常に貴重な歴史性・文化財的価値を鑑みて、今後は厳重に管理保管されることとなりました。よって「鳳瑞」への挿花はこの度の特別挿花が最後となりました。

 しかし、嵯峨御流の皇室に始まる歴史を誇り、継承していくためにもこの至宝ともいえる「鳳瑞」を復刻することとなり、そのお披露目が行われました。この復刻花器は京焼・清水焼伝統工芸士であられる中村翠嵐先生に制作いただき、本来の品格はそのままに、但し、実際の華展などで挿花しやすい大きさに仕上げていただきました。式典には中村先生も列席されており、ご紹介と共に大きな拍手が送られました。

 

その後、いけばな嵯峨御流理事・大覚寺耆宿の山川龍舟僧正より乾杯の発声で祝宴となり、歓談の中、新花「花がさね」のプロモーションビデオを放映、3月24/25日に大覚寺で行われた戊戌広報イベント:ウォータースクリーンプロジェクションにて映された「嵯峨の月光とさくら」の映像に合わせ、ナレーションを務めていただいた草笛光子さまによるお祝いメッセージビデオが上映されました。

 

最後は伊勢理事長から新財務部長並びに新華道執行部の紹介がされ、村上巨樹新いけばな文化綜合研究所長によるご挨拶で閉会となりました。

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