嵯峨御流学術顧問 井上 治先生 ルーマニアでご講演
いけばなインターナショナルのルーマニア支部からの招聘を受けられて、10月13日に井上治先生がご講演をなさるとのご連絡をいただきました。その日の朝にルーマニアのテレビにも出演されたようです。
ルーマニアには、いけばなに深い興味をお持ちで、嵯峨御流を学びたいと思っておられる方がいらっしゃるそうで、嬉しい事です。
何とかそういう人たちに学ぶ手段を提供できれば良いですね、との井上先生のお言葉に同感の思いです。
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Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
いけばなインターナショナルのルーマニア支部からの招聘を受けられて、10月13日に井上治先生がご講演をなさるとのご連絡をいただきました。その日の朝にルーマニアのテレビにも出演されたようです。
ルーマニアには、いけばなに深い興味をお持ちで、嵯峨御流を学びたいと思っておられる方がいらっしゃるそうで、嬉しい事です。
何とかそういう人たちに学ぶ手段を提供できれば良いですね、との井上先生のお言葉に同感の思いです。
これらの7作品は、1階に展示された、プロダクトデザインの展示です。華道講師とコラボで、掛け花器を創作されたもの。
嵯峨御流北米司所では、10月10日から12日まで、ポートランド日本庭園において、85周年の記念イベントを開催されました。
日本から応援に行かれた先生からのご報告により、その様子をご紹介させていただきます。
まず、ポートランド日本庭園のイベント紹介の記事。
https://japanesegarden.org/events/cultural-demonstration-saga-goryu-ikebana-2025-10-10/
七景のうち 六つを北米司所の方たちが、オレゴンの景色ということで華展として展示され、デモンストレーションで、深山をいけて七景を完成させ、七景の説明をなさったとの事。
デモンストレーションは、深山、荘厳華、瓶花、生花(八葉蓮)、きざはし、最後にオレゴンを代表する山🗻マウントフットを錦木で富士流しの応用で。
隈研吾設計の建物の一室での開催で、多くの人が参加されて盛況であったそうです。
10月4日から6日まで3日間開催された観月の夕べ。4日、5日、わたくしもいそいそと池畔へ赴きました。
煌々と輝く月天と、水面の月を同時に愛でる風流、平安貴族は盃にも月を浮かべて楽しまれたとか。
今年新調され、龍頭鷁首が番となった船が池を行き交う光景も雅やかで。
月天を招来する御読経の響きと佐藤和哉様の篠笛の繊細な音に包まれるこの場所では、大声で我が事をおしゃべりする人もなく、誰もが静かさを楽しまれておられている感じ。
職員の方や御用達の皆様が和かに細やかなお心配りでお迎えされるご様子が、こちらの心に幸せなさざなみとなって伝わり一層の雅を感じる幸せな時を過ごさせていただきました。
観月の夕べにて、洗心の感。
有難うございました。
10月4日から6日までの観月の夕べの期間、嵯峨御流青年部SAGASの作品が蓮華殿前に飾られています。
室内からも映えるよう配慮なさって、とても良い感じ。

10月1日。供待に、秋桜と薄。
