いけばな嵯峨御流

令和5年度 Summer College☆を開催しました。

いけばな通信

総司所企画講座「Summer College☆」を7月30日、華道芸術学院で「伝統を未来につなぐ」をテーマに開催いたしました。

 

特別講師として大覚寺教務担当執行 竹原善生僧正に、「寫瓶(しゃびょう)~師から子へ~」と題して基調講演をしていただきました。「寫甁」という仏教から生まれた言葉から、華道家にとって「師から子へ」伝承するとはどういうことなのか、また嵯峨天皇のお言葉から嵯峨御流の精神についてのお話に受講生は真剣に聞き入っていました。

 

午後からは辻井ミカ華務長、青野直甫華道企画推進室室長、村上巨樹華道芸術学院長、谷田緑甫いけばな文化綜合研究所長によるデモンストレーション「宝器七種」が行われました。まず辻井華務長が宝器七種についての説明の後、青野室長、村上学院長、谷田所長といけ込みのポイントを解説しながら挿花しました。

 

 

その後の実技では、「奉書いけ」が行われ、谷田所長が河骨の水あげ方法やいけ方を指導しました。実技指導は谷田所長、村上学院長、青野室長、福居邦應華道企画推進室副室長が担当されました。初めての方も多く、水あげから奉書いけを完成させました。

 

また、地下ギャラリーでは前日行われた「生花ゼミ」伝承の花(ⅩⅢ)の宝器七種の作品も展示され、たくさんの方がご覧になり、様々な七種の勉強と併せて、当日は、講演、デモンストレーション、実技と、充実した一日となりました。

 

 

 

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