ガーデニングの雑誌「My Garden」に掲載
9月29日、ガーデニングの雑誌「My Garden」2014年秋号(9月16日発売)に掲載されました。
昨年の華道祭「美しい地球をいける」のスーパーバイザー・白砂伸夫先生の嵯峨のお宅を訪れ、お庭の花を
採って室内に飾るという企画です。
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Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
9月29日、ガーデニングの雑誌「My Garden」2014年秋号(9月16日発売)に掲載されました。
昨年の華道祭「美しい地球をいける」のスーパーバイザー・白砂伸夫先生の嵯峨のお宅を訪れ、お庭の花を
採って室内に飾るという企画です。
9月28日、古流理恩会の習作展が東京駒込にある古流会館で開催され、現家元 宇田川理翁先生にお目にかかりお話させていただきました。家元の作品写真.
2014年9月28日、東京美術倶楽部で開催された、広山流三代家元十三回忌追善華展に伺いました。
現四代家元 岡田広山先生の見事な大作の前で記念写真。
京都アスニー ゴールデンエイジアカデミー講演
「いけばなで美しい地球を守る」
2014年9月5日(金)に京都アスニー4階ホール(第8研修室・山科アスニーで同時中継)において、約90分間の講演をさせていただき500名あまりの方が受講されました。
内容は、次の通りです。<いけばなで環境を守る>とは、いけばなでごく身近な連続した山から海までの風景に美を見出し、環境を愛する心を生み育てるという考え方です。大切なことは、風景は人と自然の係わり合いによって保たれ、かつ「その七景のどれ一つかけても自然環境はおろか生命観が欠けてしまう」ものであるということです。日本独特のいけばな文化は、世界の人々の平和と地球環境の保全までにつながるものだというお話をさせていただきました。
講演の中で、「深山の景」「野辺の景」をいけ、また三大名月鑑賞池の一つである大沢池畔で開催される「観月の夕べ」をご紹介いたしました。
観月の夕べは明日6日から8日まで行われます。雅な大宮人のお月見の雰囲気を味わっていただきたく、ぜひお越しくださいませとお話致しました。
雁来紅
秋が来ると、いろいろな秋草が咲き乱れて楽しみが多いです。私は、葉鶏頭が大好きなので、咲くのを心待ちにしていました。葉を観賞することから「葉鶏頭」の名があり、雁が飛来するころに葉が紅色になるところから漢名は「雁来紅」と言われているそうです。夏の初め頃にでる葉は緑ですが、8月以降、茎の上の方が赤や黄色に色づき、学名のアマランサス・トリコロール(三色の、という意味)の名にふさわしい姿に変容していきます。
月刊嵯峨9月号の門跡様のお言葉「柳緑花紅」に因んで。
「柳緑花紅」中国の詩人・蘇軾(そしょく)の詩に出てくるこの言葉を引用されて、門跡様は<美しい自分とはどのようなものであるかと考えたことはありますか。>と私たちに問いかけられています。
この世のものは姿も形も皆違っていて、それぞれ一つ一つの命に自然の理が備わっている、それをあるがままに受け止めよ、という意味のようです。
私は、自分に備わっている力を時期に応じて精一杯開かせることで、人が生き生きと輝くのだとお教え頂いたように感じました。そして<美しく着飾ることは誰にでもできますが、ありのままの自分は、自分にしかない美しさなのです。>この締めのお言葉から勇気を頂いて、今月から始まる平成26年度後半に向かって元気に前進したいと思います。
いけばな新進作家展が9月2日まで、大阪・心斎橋大丸本館7階で開催されています。
嵯峨御流からは、前期6名、後期6名の作品が出瓶されています