いけばな嵯峨御流

華務長の部屋

いけばな嵯峨御流 華務長
華道家

辻井ミカ

Profile

辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

2月25日。播南司所創立80周年記念華展に伺いました。

兵庫県立三木山森林公園 音楽ホールにて、司所創立80周年を寿ぎ、「光風動春」のテーマのもと記念華展が開催されました。

「光風動春」明るい光と心地よい風が春を引き入れてくるというテーマは、今日の播南司所員の皆様の笑顔と明るく弾んだご様子そのもの!誇らしい笑顔から、どれほどこの華展に全力を尽くされたかが伝わってくるようでした。
いけばな作品を拝見していると、心に春風が吹くような幸せを感じます。
この風が、見る人々を幸福と喜びに満たして活力を与えてくれることでしょう。
いけばなの力をあらためて感じる、良い華展を拝見できました。
司所の益々のご発展を願い、三木の風景を堪能した一日でした。

わたくしが撮らせていただいたスナップ写真でご紹介するのは、華展作品の本の一部です。全てをご紹介し尽くせないのでご容赦くださいませ。

右京区民美術展 嵯峨美術大学華道授業履修生による会場挿花

右京区民美術展に、いけばな嵯峨御流を学ぶ嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学生が会場を大作で彩りました。授業の一環としての挿花ですので、3作品それぞれに講師の先生方が付き添われて手助けされながら完成を見守られました。

今から2月27日まで、毎日表情を変えて華やかに咲いてくる花を御来場の方々に楽しんでいただけて、直に感想を聞かせていただけるこの機会は貴重な良い経験だと思います。

右京区民美術展はどなたでもご覧いただけます。

https://kyotoukyo.goguynet.jp/2023/02/23/ukyo-bijyutsuten/

第36回右京区民美術展 審査員をつとめました。

2月24日から27日まで京都市右京区役所総合庁舎「サンサ右京」5階で開催されている公募展の、陶芸工芸その他分野の審査を、今年も務めさせていただきました。
写真の「糸柳春風に随う景」は審査員作品展スペースに出品しています。

https://kyotoukyo.goguynet.jp/2023/02/23/ukyo-bijyutsuten/

和泉司所創立50周年記念いけばな展 テーマ「花音ひらく」を拝見して。

快晴の2月11日、和泉シティプラザにて開催された華展を拝見しました。
和泉市長様、和泉市教育長様、和泉市文化協会会長様、ご臨席のもと、和泉司所長、大覚寺教務部長様、嵯峨御流副華務長、私で、晴れやかにテープカットが行われました。
ご来賓方のご挨拶では、テーマ「花音」を楽曲様式のカノンに掛けてお話しくださり、素敵なご祝辞でした。さらに、大覚寺部長様は弘法大師様の「五代に響あり」のお言葉に通じるというお話があり感動いたしました。

明るいモダンな会場には、朱色の御所車と島台飾り、臥龍梅、壮大な荘厳華が立派にいけられ、さらに奥の空間を生かした心粧華、和室での伝承華へと導かれる会場構成、見事でした。
司所の、より一層のご発展を念じお慶び申し上げます。

お写真は、東京から拝見にこられた先生が撮影されたものをお借りしてご紹介させていただきます。作品は、このお写真以外にも多数出品されていましたが一部のみ掲載させていただきました。

沖縄寒緋桜

沖縄司所の先生から今年も寒緋桜をお贈り戴きました。日本でもっとも早い沖縄の桜前線は北から南へと下がっていくと聞きました。
あぁ、春がそこまでやってきている!と、心まであたたかくなる桜便り。
いけた作品を月刊嵯峨4月号に掲載していただきます。

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