いけばな嵯峨御流

華務長の部屋

いけばな嵯峨御流 華務長
華道家

辻井ミカ

Profile

辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在 嵯峨美術大学評議員、日本いけばな芸術協会理事、大阪府花道家協会常任理事、いけばな女流選抜作家展運営委員、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

青い色で、感謝を表現

嵯峨御流では、新型コロナウイルス感染症の治療に当たる医療従事者への感謝と感染拡大の早期終息を願って、青い花・青い器など、青をテーマカラーにした作品をいけてInstagramなどで紹介する活動を行なっております。
YouTubeで動画もアップしましたので、ご覧いただけましたら幸いです。

https://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_19940/


このブログの作品は、嵯峨好み「そら」を使った、手のひらに乗るくらい小さな作品で「空と海」とテーマをつけてみました。

私達は、コロナで、自由な行き来が出来にくい状態にあります。ですが、感謝の表し方、伝え方はいろいろな方法があると思います。わたくしたち華道家は、心を花に託して表現していきたいと思います。

<奇跡の桜> 嵯峨美術大学

大覚寺学園 嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学の対面での授業が6月1日から開始となり、8日から華道の授業も始まりました。 待ちに待ったこの日、花屋さんが大事に養っておいてくださった本桜を使った「嵐峡の景」が講師の谷田緑甫先生によっていけられました。よくぞ二ヶ月間、冷蔵庫で生き続けたものです。冷蔵庫から出すとすぐ見事に花開き、柔らかで鮮やかな若葉も出たそうです。はじめての授業のために<満を持して>咲いた、と思いたい。または<念ずれば通ず>なのか!
<奇跡の桜>は、花屋さんの心意気に、講師の感動が加わり、学生の心に花の力が響いたことと思います。

 

嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学では、10名の嵯峨御流講師が6クラスに分かれてご指導致します。 2年、または4年を通じて段階を経た授業が行われていて、2年卒業時には師範の許状、また4年卒業時には希望者には正教授の階級が授与されます。そして毎年秋に行われる学園祭で、学生華道展が開催されるのです。

 

「6月6日はいけばなの日」におもう。

高校生のいけたカキツバタ。
かれこれ10年以上お稽古を重ねて、カキツバタをたおやかに美しくいけるほどに成長された、その作品が、ご自分のご両親が経営する嵐山の蕎麦処「いわを」のウィンドウを麗しく飾っている。
私は、カキツバタを撮りたい一心でしたが、ガラスに映り込む、お向かいの天龍寺さんしか撮れていない。。。

でもこのウィンドウの花は、人を素通りさせない魅力がありました。はかなく、奥ゆかしい花は人を惹きつけてやまないのです。

いけばなには、力があります。花に人の想いがこもっているから。その花はたとえ一輪挿しでも、人がいけたら、いけばなになり得ます。
コロナ在宅で最も強く感じたことは、人と人のコミュニケーションと、自分気持ちを明るく保つ事の大切さです。いけばなには、人の心を奮い立たせる力があります。そして、継承されてきたいけばなの文化力を伝えていくのは、私共華道家の使命なのです。

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