いけばな嵯峨御流

華務長の部屋

いけばな嵯峨御流 華務長
華道家

辻井ミカ

Profile

辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

10月28日。伊勢神宮献花式。

10月28日。秋晴れの佳き日に、秋恒例の、嵯峨御流献花式が開催されました。

 

献花者は、中部地区7司所のうち、敷寿会司所と岐阜各務原司所がご出仕されました。
献花式でいけられた一対の若松は神楽殿に献じられ、その場でお神楽を受けた後、献花者参列者全員で内宮御正宮の垣根の内側「内玉垣」まで進ませていただき、白石が敷き詰められた清々しい場所で天照大御神への感謝の祈りを捧げました。


陽光に輝く御正宮の美しさ、数百年の時を刻む檜の大木の姿、神宮の森は厳かな霊気に満ち満ちており、自然の恵み豊かな日本の風土に感謝の気持ちが自ずと湧いてきました。
温帯で雨の多い湿潤な気候が豊かな植生を育み、多様な生物の生息を可能にしていることは、日本の気候・風土の最大の特徴です。

伊勢神宮の美しい檜皮葺にも使われる檜の木は、日本にのみ自生する固有種なのですね。

 

 

 

10月30日まで、「兵庫県いけばな協会創立65周年記念『兵庫県いけばな展』」に招待出品させていただいております。

10月30日まで、「兵庫県いけばな協会創立65周年記念『兵庫県いけばな展』」に招待出品させていただいております。

会場は大丸神戸店内、大丸ミュージアム。30日は17時閉場です。

私の作品は、65周年をお祝いする心で、白樺と紅白のウメモドキ、木苺、菊です。

 

前後期に分かれて出品された会員作品の中から、嵯峨御流の作品をご紹介します。

 

華道祭

 

全国地区連絡協議会花席

10月13日。華道祭2日目。アサギマダラに遭遇

大覚寺は、華道祭でにぎわっています。

境内の、中売店の縁側で育てられているフジバカマにとまっているアサギマダラに遭遇しました。
ふわふわと飛ぶ姿が優雅です。キク科の植物が好きなようです。

華道祭は明日まで開催致します。

10月12日から14日。嵯峨御流「華道祭」

嵯峨御流華道祭が10月12日から14日まで、大覚寺にて開催されます。
この華展は、御始祖嵯峨天皇様への奉献花の心で、日本全国108司所と海外支部が一堂に会して挿花いたします。
今年は初めての秋の開催となり、春とは趣の違う花材でご覧頂けます。

会場:京都 嵯峨 大覚寺・華道芸術学院
日時:4月12日から14日。
   10時〜16時(最終日は15時まで)

詳細は、こちらをご覧下さいませ。
https://www.sagagoryu.gr.jp/page_id_11664/

 

嵯峨御流「華道祭」10月12日〜14日

大覚寺では、11月30日までの2ヶ月間、嵯峨天皇様の御宸翰般若心経が一般公開されています。10月1日には心経殿の扉が開かれる開扉の儀式に高円宮妃久子殿下と絢子女王殿下が御成になり、開白法会が行われました。

また、1日から8日まで、伝統儀式である「二十一座般若心経法」が10時と14時に約1時間ほど行われており、10月6日に華道嵯峨御流関係者が参拝をさせていただきました。


法要の最中に、突風と滝のような雨が降ったかと思うと、法要の終わり頃には雲が晴れみるみる青空となり、美しい庭を回廊から眺めながら、開かれた心経殿に初めて入らせていただきました。
1200年の時を経た御宸翰を間近で拝み、深く感銘を受けました。

1200年前の弘仁9年(818年)戊戌の歳に、国に蔓延した疫病から民を救うため、空海様のおすすめにより般若心経を浄書されて病気平癒を祈られたところ、病はおさまり国に平和が訪れたことから、この御写経は勅命により封印され、大覚寺に納められて、60年の戊戌の年が回ってくるたびに時の天皇様の勅命により開封されてきたものです。今年、20回目、1200年目の開封の歳にあたり、歴史上初めて一般にも公開される運びとなりました。

私共嵯峨御流の華道家は、大覚寺で華務職として嵯峨天皇様の御心を伝え続けているものです。嵯峨天皇様は平安時代に、庭の大沢池に咲く菊を手折られ、殿上の瓶に挿されました。

その菊の姿に自ずから天地人三才が備わっていたことから、「爾今花を賞ずる者は宜しく之を以って範とすべし」と仰せになられたと寺伝にあり、命の尊さと平和を願う心を花に託せよとの御心は1200年の時を大覚寺の中に伝承され続けています。

 

10月12日から14日まで、大覚寺で嵯峨御流華道祭を開催致します。
全国108司所の代表者と、地区ごとの17地区の作品、また嵯峨御流役員の作品などを嵯峨天皇様への奉献花として寺内全体にいけております。
時間は、10時から16時。
期間中も、心経殿は9時から17時まで開かれています。
華道祭の3日間は、全国の華道家が集い、永宣旨に則った称号の親授式が行われております。また大沢池の池畔には模擬店や屋台などが出て賑やかになります。

ぜひこの機会に、大覚寺・華道総司所へ越し下さいませ。
14日14:00から15:30頃まで、大沢池畔において、大柴灯護摩が行われます。

 

華道祭

https://www.sagagoryu.gr.jp/page_id_11664/

 

大柴灯護摩
https://www.sagagoryu.gr.jp/?page_id=11918

IMG_7189

「第51回日本いけばな芸術展」後期展 10月6日〜8日まで開催。大阪なんば高島屋7階にて。

「第51回日本いけばな芸術展」が大阪なんば高島屋7階で、10月3日〜8日まで開催されています。
公益財団法人日本いけばな芸術

 

 

協会に所属する112流派794名が、前後期に分かれて多様ないけばな作品を出品しています。

前期:3日から5日
後期 : 6日から8日
※5日・8日は入場16:30まで。閉場17:00


嵯峨御流からは、後期展に6作品が出品されましたので、私のスナップ写真でご紹介します。


前期展には、嵯峨御流から7作品が出品され、こちらのページでご紹介しています。
https://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_13091/

 

辻󠄀井ミカ                       吉田泰巳

花材は、蝦夷松・タビビトノキの花・エケベリア

田中喜久甫                      垣花悦甫
中井元甫                       岡本和甫
高砂由利甫                      田口小枝甫
江口美和甫                      長谷川明洲
伊東美知甫                      山田幸甫

 

西村強甫                      宮本登美甫
枡中柚紀甫                     吉村美由紀
冨岡紀甫                      加野華峰
小河原優甫
重田清風

 

大覚寺の嵯峨天皇勅封般若心経戊戌開封法会が様々な報道に取り上げられています。

大覚寺では、嵯峨天皇勅封般若心経戊戌開封法会が10月1日から始まりました。60年に一度しか開かれない心経の扉は、11月30日までの2ヶ月間開かれます。
様々な報道に取り上げられていますので、一部をご紹介します。

 

①10月2日。午後7時からテレビBS朝日で、「京都ぶらり歴史探訪」に、大覚寺の伊勢総長様が出演されました。

http://www.bs-asahi.co.jp/kyoto_burari/lineup/prg_055/

 


②Yahoo!ニュース
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181001-00000042-mai-cul

 

③京都新聞10月2日朝刊に記事が掲載されました。


④門川京都市長様のFBにこのお写真と記事が掲載されています。

 

⑤ 毎日新聞10月1日夕刊


⑥NHK10月4日。京都のニュース
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20181001/2010001922.html


⑦10月3日。朝日放送「おはよう朝日です。」おはようコール
http://kansai-joshiana.com/blog-entry-7885.html

「第51回日本いけばな芸術展」 10月8日まで大阪なんば高島屋7階にて開催中です。

「第51回日本いけばな芸術展」
10月3日から8日まで開催中。大阪なんば高島屋7階にて。公益法人日本いけばな協会所属の112流派794名の出品とあって、大変盛大で豪華な華展です。

 

開催中、イベントとして各流派のデモンストレーションが行われており、10月4日は嵯峨御流、村上巨樹先生が、わかりやすく説明をなさりながら、見事に藪山査子(やぶさんざし)の生花をいけられました。
助手は、岡﨑玉峰先生、白川恵甫先生。

「第51回日本いけばな芸術展」10月3日、オープンしました。

第51回日本いけばな芸術展が10月3日から8日の日程で開催されます。

私は後期6日から8日に出瓶します。
会場:大阪なんば高島屋
前期:3日から5日
後期 : 6日から8日

 

このブログで、前期の嵯峨御流の作品をご紹介します。

 

ページトップへ