いけばな嵯峨御流

<奇跡の桜> 嵯峨美術大学

大覚寺学園 嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学の対面での授業が6月1日から開始となり、8日から華道の授業も始まりました。 待ちに待ったこの日、花屋さんが大事に養っておいてくださった本桜を使った「嵐峡の景」が講師の谷田緑甫先生によっていけられました。よくぞ二ヶ月間、冷蔵庫で生き続けたものです。冷蔵庫から出すとすぐ見事に花開き、柔らかで鮮やかな若葉も出たそうです。はじめての授業のために<満を持して>咲いた、と思いたい。または<念ずれば通ず>なのか!
<奇跡の桜>は、花屋さんの心意気に、講師の感動が加わり、学生の心に花の力が響いたことと思います。

 

嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学では、10名の嵯峨御流講師が6クラスに分かれてご指導致します。 2年、または4年を通じて段階を経た授業が行われていて、2年卒業時には師範の許状、また4年卒業時には希望者には正教授の階級が授与されます。そして毎年秋に行われる学園祭で、学生華道展が開催されるのです。

 

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