いけばな嵯峨御流

3月10日。嵯峨御流 華道美作司所創立85周年記念華展を拝見しました。

津山市内のアルネ津山4階に於いて開催された華展を拝見しました。

 

会場は、パブリックスペースと繋がるオープンな場所でしたので、地域の方も明るく美しい花々に引き寄せられるように大勢お越しになり、会場は開会すると同時に大変盛況でした。力作の数々からは、それぞれの作者の想いが溢れるように響いてきて、美作司所の皆様の和かな笑顔と笑い声と共に、どの会場にも明るい光が輝いているようでした。

古より、いけばなの展覧会は「花会」と呼ばれたように、人々が花を通じて出会う機会であり、そのようなことを思いつつ、楽しく過ごさせていただきました。

ご紹介する写真は、大勢の人の間を縫って私が撮ったスナップですので、ほかにもたくさんの力作がいけられていたことをご報告しておきます。

 

 

(「月刊嵯峨 通巻1000号特別記念号」より、司所の紹介文を引用させていただきます)

岡山県北の津山地方では、嵯峨御流は大正の初期より盛んで、大正12年に清翠会が結成されました。清翠会は昭和8年まで続き、広い地域では集まるにも困難な時代であったため、昭和8年に津山司所と美作司所に別れました。津山市河面 青瀧寺を事務所としてご住職だった滋澤清甫先生が初代会長に就任され現在は4代目滋澤弘典先生が司所長をつとめられています。

 

ページトップへ