いけばな嵯峨御流

アメリカからのお便り

アメリカの、嵯峨御流北米司所のSusan Kasaさんから近況報告のお便りをいただきました。大変ご活躍で、様々な花展に出品されているとのこと。
写真は、6月にWashingtonD.C.の国立樹木園に於いて開催された、いけばなインターナショナルWashington D.C.支部花展に出品された、Susanさんの銀梅花(myrtle)五行格の作品です。

ギンバイカ英語でマートル(Myrtle)。葉に芳香があり、花が結婚式などの飾りによく使われるので「祝いの木」ともいわれます。とくにイギリスでは、1840年のヴィクトリア女王の結婚式で、ブーケにギンバイカの小枝が使われ
て以来、イギリス王室のロイヤルウェディングでは、花嫁はこの伝統を引き継いでいるそうです。

Susanさんも、コロナ禍になるまでは、毎年来日して大覚寺に参籠されて嵯峨御流の研鑽を積まれていましたが、この数年は外国からの方はどなたも来日できなくなっていましたので、
久々に頂いたお便りは嬉しく、日本の我々にとっても大変励みとなることですので、皆様にもご紹介させていただいた次第です。

お手紙の中には、嵯峨御流のYouTube「夏を感じるおすすめの祭花 檜扇」で、檜扇を祇園祭に飾る意味や、檜扇を祈り花にいけるいけ方を拝見しています。と書いてくださっていました。嬉しい事です。

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