いけばな嵯峨御流

いよいよ「60年に一度の扉が開く」

9月4日の台風21号により被災された皆様には復旧作業で心身共大きなご負担の日々をお過ごしの事とお察し申し上げます。

大覚寺は、室戸台風の時に匹敵する甚大な被害でしたが、職員の皆様総出で、人力で出来る精一杯まで清掃、復旧、立て直しに全力を尽くされ、拝観も再開されました。
寺内は着々と10月1日に迎える「嵯峨天皇宸翰般若心経戊戌歳開封 大覚寺心経殿開扉『開白法会』」の準備に余念がありません。


寝殿、正寝殿の傷んだ障壁画も、とにかく元どおりの場所にまたおさまっています。大沢池周辺の73本の倒木はまだこれからだそうですが、お寺に伝わる華道嵯峨御流の人達も、一丸となり復旧に尽力していきます。

人々の、お寺を愛する気持ちによって、お寺が日に日に光を取り戻していく姿は、あちこちに深い傷跡があっても、何か勇気を感じる光景です。

大沢池。まだちらほらと見える名残の名古曽蓮が風に揺れて、美しいです。

ページトップへ