いけばな嵯峨御流

10月12日に、令和4年御題花「窓」を発表しました。

嵯峨御流では、天皇様が催される新年御歌会始めの御題に因んだ御題花を華務長が発表して、全国の嵯峨御流門人の方々とともにいけ、お正月を寿ぐと共に伝統文化行事の意義を伝えていくことを大切にして、毎年行っています。
令和4年の御題は「窓」です。
今年作った花器は、曙をイメージしたピンクの色、そして一筋の白い線は純粋で素直な心を表しました。
窓は、外と内を繋ぐものであり、心の窓は常に素直で純粋に磨いておきたい、そのような心を花に込めましたて、来たる年には朝日が登るように、人の心も世の中もだんだんと自然に明るくなっていきますようにとの願いを込めています。

この器は、安定が良いので、嵯峨御流の4花態はもちろん、色々な使い方が考えられると思います。皆様の創意工夫の作品も拝見したいな、と思います。

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