華務長の部屋

辻井ミカ

いけばな嵯峨御流 華務長 華道家 辻井ミカ

Profile

辻井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在 嵯峨美術大学評議員、日本いけばな芸術協会理事、大阪府花道家協会常任理事、いけばな女性作家展運営委員、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

東京新聞5月2日に、天皇陛下が大覚寺へ御成になられた記事が掲載されました。

https://www.google.co.jp/amp/amp.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201905/CK2019050202000117.html

写真を上記より、記事を下記より転載させていただきます。

https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019050302000056.html

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東京新聞5月2日web

<新時代の皇室>(1)温故 「人々に寄り添う」は伝統

昨年10月、60年ぶりに封印を解かれた嵯峨天皇の宸翰(しんかん)に見入る天皇陛下=宮内庁提供

即位されたばかりの天皇陛下を見ようと一日早朝から多くの人が皇居に集まった。お堀の内側、宮殿「松の間」で午前十一時十分すぎ、即位後朝見(ちょうけん)の儀が始まった。静寂の中、陛下の国民に向けた初めてのお言葉が響く。「常に国民を思い、国民に寄り添いながら…」

 二〇一六年八月八日、陛下は名古屋駅の貴賓室にいた。視線の先に映し出されていたのは上皇さまが退位の意向をにじませたビデオメッセージ。上皇さまは何度も「国民」と口にした。

 上皇ご夫妻は、災害の被災地や国内外の戦跡をたびたび訪れ、傷ついた人々に寄り添い続けた。そのスタイルは「平成流」とも評された。だが陛下の見方はやや異なり、そうした姿勢こそ歴代天皇の伝統であるとみている。

 ビデオメッセージの前日、陛下は愛知県西尾市にある古書の博物館「岩瀬文庫」で、百五代の後奈良天皇による直筆の宸翰(しんかん)を鑑賞した。疫病や飢饉(ききん)などを収めるために天皇が寺社に収めた写経で、いわば国民のための祈りだ。陛下は昨年十月三十一日にも、京都市右京区の大覚寺で、六十年ぶりに封印を解かれ公開された、嵯峨天皇による平安時代の宸翰に感嘆の声を漏らし、案内役の伊勢俊雄(しゅんゆう)・同寺執行(しぎょう)長(60)に「千二百年、よく守っていただきました」と礼を述べた。伊勢さんは陛下の穏やかな表情に期するものを感じたという。

 「歴代天皇の事績は、折があるたびに調べるようにしている」。学習院幼稚園と中、高等科時代の同級生小山泰生さんは昨年の正月に陛下から、そう聞かされた。「天皇が国民にとって、どのような存在かということは、今後も考え続けなくてはいけないことだろうから」と小山さんはおもんぱかる。

 陛下は即位後朝見の儀で、皇位を受け継ぐに当たり心にとどめることを二つ挙げた。一つは「上皇さまのこれまでの歩み」。もうひとつが「歴代の天皇のなさりよう」だった。

 初代神武天皇から数えて百二十六代目、史料上確認されているだけでも皇室の歴史は千数百年に及ぶ。時代によって政治の体制は移ろい、その存在感に濃淡はあっても、天皇はこの国の権威の中心にあり続けた。

 過去の天皇の事績をたどり、自身の理想とする天皇像を模索してきた陛下。新時代の幕開けとともに象徴天皇としての歩みがいま始まったばかりだ。小山さんはこう指摘する。「国民がどういうお姿を期待するか。天皇の存在は、その映し鏡でしょう」

 天皇の歴史に詳しい所功・京都産業大名誉教授(日本法制史)は「天皇の役割は時代によって違うが、政治的、経済的な力がない時も、国家国民のために祈ってきた。陛下は歴史の研究者であり、神話よりも実証的で具体的なものを受け継ぎ、お手本とされるのだろう」と話す。

 

 令和という新時代を迎え、陛下は伝統と変化の調和をどう模索し、どのような皇室像を描くのだろうか。新時代の皇室の課題を探る。

(この連載は荘加卓嗣、小松田健一が担当します)

御即位を祝い、御所車に挿花。大覚寺式台玄関に5月6日まで飾られました。

4月30日に、教授/派遣講師5名の先生方と一緒に、奉祝の花をいけました。

嵯峨天皇を御始祖とする嵯峨御流は、天皇の嵯峨離宮に源を発しており、仙洞御所から大覚寺となった貞観18年(876)以来、王朝文化の薫りを連綿と守り続け、現在に伝えています。御所車は、源氏物語などにも登場するように、貴族の乗る雅な牛車です。嵯峨天皇の曾孫が、御所車に色とりどりの花を飾り献じて以来、御所車の館部分を取りはずし勾欄で囲った、格調高い花をいける「御所車」が考案されました。

この度用いた花材には、新しい天皇陛下の御即位を心からお祝い申し上げる気持ちと、令和の御代の平安と弥栄、また天皇様ご家族のお幸せを願う心を託しました。


桐。
桐は、瑞鳥鳳凰が棲む木で、神聖なものとされて、日本国の紋章ともなっています。ちょうど今の季節に紫の花を咲かせています。

 

板屋楓と紅白のツツジ。
新緑のみずみずしさと紅白の花の色に、新天皇様御即位の喜びを表しています。

 

松とバラは「不老長春」の吉祥の取り合わせで、松には皇室の安泰が未来永劫に続く事を、また薔薇は若々しさと壮健を表しています。

 

天皇陛下ご一家の御印もいけております。梓(陛下)はキササゲの事で、金に染めて用いています。ハマナス(皇后)はバラ科ですので、薔薇で見立て、ゴヨウツツジ(愛子内親王)は白い平戸躑躅で見立てています。

いけばなインターナショナル大阪支部フェスティバル。嵯峨御流会員の作品をご紹介します。

IMG_27844月28日。いけばなインターナショナル大阪支部フェスティバル。嵯峨御流の会員の作品をご紹介します。

 

4月28日。いけばなインターナショナル大阪支部フェスティバルに出瓶しました。

創立28年を迎える、いけばなインターナショナル大阪支部のフェスティバル(華展)に於いて、流派代表席に出瓶しました。
4月28日、大阪国際交流センターにて。

花材は、白樺・シャクナゲ・ドラセナです。

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