いけばな嵯峨御流

6月21日。日本いけばな懇話会総会に出席。

6月21日奈良で開催された、日本いけばな懇話会の総会のため、少し早めに奈良入りし、一人で奈良国立博物館の仏像館を見学しました。この建物は、京都国立博物館の正門と同じ、明治の宮廷建築を多く手がけた片山東熊によるものです。
しばし仏像の世界に浸ったあと、日本いけばな懇話会の総会へ。
(日本いけばな懇話会のホームページ)
http://www.ikebana-konnwakai.com


総会終了後、奈良の先生方の特別のご配慮により、興福寺の執事様直々のご説明で我々25名は境内や宝物館を拝見させていただきました。和銅3年710年御創建の興福寺は今の春日大社から奈良公園を含む広大な寺領であったそうです。長い歴史の中で、中金堂は過去5回、五重の塔は過去7回も火災に遭われたとのこと。昨年落慶したばかりの立派な中金堂の前で、これからも長期計画で復興していくというお話を感慨深く拝聴いたしました。中金堂の屋根に取り付けられている立派な鴟尾(しび)は、火除けのお守りだとのご説明がありました。国宝館では、阿修羅像も拝ませていただきました。

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