いけばな嵯峨御流

2月22日。お座敷の床の間に掛けた一幅は、同志社の創立者 新島襄先生の詩を、大徳寺塔中 瑞峯院の前田昌道和尚様が書かれたもの。

風雪に耐え百花に先駆けて咲く梅の花の凛とした強さに、さまざまな困難に遭いながらも私立学校創設に邁進された新島襄先生の情熱が重なるこの詩には、後年曲がつけられて、同志社各学校で毎年1月23日の校祖永眠記念日の礼拝には必ず斉唱されていました。
梅は同志社のシンボル、私の母校同志社女子中高の校歌の4番にも、<梅と開かん同志社少女(おとめ)>のフレーズがありました。

 

庭上一寒梅 
笑侵風雪開
不争又不努
自占百花魁

 

庭上の一寒梅
笑うて風雪を侵して開く
争わず又努めず
自ずから占む百花の魁る

ページトップへ