いけばな嵯峨御流

名残の花

我が家のお玄関にいけたこのシャクナゲは、華道祭の名残の花。表彰のおしるしとして、尾池泰道門跡猊下から頂いた「春風駘蕩」(しゅんぷうたいとう)の色紙も掛けさせていただきました。
華道祭(9日〜11日)、終われば夢の如き3日間、準備を含めて5日間。年度の初めのこの行事が、これほどありがたいと思ったことはありません。
100名余りの人々が、晴れの場に花をいけるという目標に向かって時には助け合いながら花をいける喜びはひとしおでした。また、会期中にお迎えした人々からのお声がけや笑顔を見て、こちらも笑みが溢れる、そのように体中の血が湧き踊るような思いを致しました。
おそらく、参加した皆々様もそのような思いを少なからずなさっておられる事と思います。

開催するか否か、で大いに揺れる中、決行のご判断を有難く思い返しています。

出来ることを、一つずつ、誠実にやっていこうと自分に言い聞かせる日々です。

ページトップへ