いけばな嵯峨御流

4月16日。泉屋博古館 特別展へ。

「鋳物(いもの)・モダン ー花を彩る銅のうつわー」と題する特別展を拝見に、4月16日泉屋博古館へ参りましたら、奇跡のようなお出会いがありました!
博古館玄関ロビーで花を生けておられる大郷(おおごう)先生にご挨拶させていただくことができました。先生は明日の講演会のために花をいけにこられたそうで、しばし器のこと、いけばなのこと、などお話を伺わせていただきました。
大郷先生は本展で展示されている花器のコレクターで、そのほとんどを富山大学に寄贈されたお方です。


<富山大学のホームページより引用させて頂きます。>

https://www.u-toyama.ac.jp/event/17896/
◎特別展の趣旨について。
東アジアにおける金属工芸は実に3000年の歴史のなかで育まれてまいりました。中国では宋時代以降、古代青銅器を模倣した銅花器が文人の書斎を飾る道具として珍重されました。日本にも室町時代以降多くもたらされ、江戸時代にはそれらを模倣した銅(どう)花器(かき)が発達し、さらにその伝統は近代へと受け継がれました。
本展覧会では富山大学芸術文化学部所蔵の大郷(おおごう)コレクションを中心にして、日本近代銅花器の多種多様な造形をご紹介します。さらに近代?型(ろうがた)鋳造(ちゅうぞう)発展に大きく貢献した高岡市の須賀(すが)松園(しょうえん)工房に焦点を当て、その代表作品とともに?(ろう)原型(げんけい)なども併せて公開します。日本近代銅器制作のなかで大きな地位を占めた?型鋳造技法をわかりやすくご紹介します。


◎大郷(おおごう)コレクションについて。
富山市出身の花道家・大郷(おおごう)理(り)明(めい)氏の眼で選び抜かれた花器のコレクション。その中心は明治時代以降につくられた銅花器で、郷里・富山の中でも鋳物の街として知られる高岡市にキャンパスを持つ富山大学芸術文化学部へ寄贈されました。古典美を追究したものから、カニなど生き物を超絶技巧で表したユニークなものまで、近代金工の魅力がぎゅっと詰まったコレクションです。まとまった公開は、関西初となります!

 

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