いけばな嵯峨御流

京都市右京区役所主催、「第三回文化芸術講座」で講演を致しました

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2月17日(火)14:00~15:30、右京区役所総合庁舎<サンサ右京>5階ホールに於いて行われ、講演を致しました。タイトルは、「華道家から学ぶ、右京の歴史・文化芸術講座」、講演テーマは「いけばなで美しい地球を守る~嵯峨御流景色いけ・七景三勝~」です。

講演の始めに、2007年JR東海の”そうだ 京都 いこう”キャンペーンのキャッチコピーをご紹介しました。
それは、大覚寺大沢池の映像に、次のようなコピーが載せられていたものです。
「美しい景色は人が作り上げるものです。この当たり前のことに千年経った今、ドキリとするのはどうしてだろう。  平安時代の初めに海外の情報を集め、書を読み、話を聞き、練りに練って  この空間設計は生まれたのでした」美しい嵯峨野の風景には、長い歴史を通じて連綿と伝えられてきた、人と自然のかかわり合いが現れています。
今回の講演では、嵯峨御流に伝承されている、自然の風景をいけあらわす「景色いけ」を通じて、美しい風景を守り、さらに未来へ継承するにはどうしたらよいか、という観点からお話をさせていただきました。講演中に、実際に「景色いけ」深山の景・河川の景・野辺の景・想い花沼沢の景をいけて、ご覧いただきました。
これらの4作の作品のうち、「深山の景」は区役所1階コンシェルジュカウンター前に23日くらいまで展示してくださっています。
なお、20日から23日まで、同区役所5階ホールでは、「第28回右京区美術展」が開催され、その会場には
京都嵯峨芸術大学の華道履修学生が会場に3作のいけばなを挿花展示します。
この催しは、どなたでもご覧いただけますので、ぜひお立ち寄りくださいませ。

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