いけばな嵯峨御流

2月22日。大覚寺宸殿前の左近の梅

旧嵯峨御所大覚寺は左近の梅は、古式にのっとり桜ではなく梅なのです。
樹の南側から咲き始め北側の枝はまだ蕾がちです。

今日は雨水の初候、土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)の季節です。
華道芸術学院の教室には嵯峨小学校6年生70名余りの子どもたちが嵯峨御流いけばなを体験されました。嵯峨御流講師の先生の講義を静かに聞いておられた子どもさんたち、いけ始めると教室は春一番の風のように元気な声が飛び交って、一気に熱気に包まれました。
花をいけるのは楽しい!と感想を述べてくれた子どもたち、これからも、自然の風景を愛し慈しんで、かけがえのない自然環境の大切さや、風景の源である水の流れ言い換えれば命の大切さを思いやる心を育んでほしいと願います。

ページトップへ