いけばな嵯峨御流

5月になると嵯峨一帯は、瑞々しい新緑に包まれ最高に美しい風景となります。

5月22日(日) 10:00に行われる、嵯峨祭(神輿巡行)をご紹介します。450年以上の歴史あるお祭りで、祭神は、愛宕神社の愛宕神と野宮神社の野々宮神の二神、そのため、お神輿も2基あります。江戸時代までは、この祭は神社の氏子が直接主催するのではなく、大覚寺を中心としたお寺が主催していたそうで、2基のお神輿は昔大覚寺が寄進されたのだそうです。今は嵯峨祭奉賛会が嵯峨学区二十九町内会で組織され運営されています。

2基のお神輿は、御旅所を出て、町内を練り歩きながら大覚寺へ11時すぎ頃到着。勅使門で両神社の神官様の祝詞と、大覚寺の僧侶方のお経という神仏習合の形式でお祓いの行事が行われます。お祓いの様子は遠巻きに見学できますが、大覚寺の境内、心経前殿から白砂の庭越しに勅使門での神事と仏事をご覧になるのもよろしいですよ。13時まで宸殿前の白砂なところに立てられますから(つまりお昼休みです)。 豪華な剣鉾を間近で鑑賞できます。

お祭りのみどころの一つは、お神輿の前を穢れ払いしながら歩く五基の大きな剣鉾の、それぞれ脇に付いている「りん」を嵯峨流と言われる独特な体のひねりで動かし鳴らしながら歩くのをみることです。お神輿を追って、嵐山や小倉山など、どの風景も借景のように絵になるお祭りです。

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