10月9日。大阪市東住吉区役所主催、こども対象の「いけばなパフォーマンス」で一時間のデモンストレーションをさせていただきました。

 

 

三連休の最終日の10月9日、大阪市東住吉区の長居植物園内 花と緑と自然の情報センター2階アトリウムに、40名程の子どもと一般の方々あわせて、100名がお越しになりました。会場は熱帯植物に囲まれた温室のようなところ。私が果たす課題は、華道家がいける、背丈を越える大きな作品をいけあげるところから見てもらう。というものでした。2歳くらいから中学生までくらいの子どもたちが対象でしたので、デモンストレーションでは、まず簡単にいけばなの話をし、いけばなはキレイな花だけでなく植物のいろんな部分を使って造形をします、と前置きして、落羽松の気根とサボテンを土台にしてキリンを作りました。子どもたちに、これ何だと思う?と聞くと、キリン!と言ってくれたので一安心。

次に、生き物はすべて水が無ければ生きていけない、という話から、水の大切さと、その水の循環によって風景が生まれるという話をしました。舞台では大きな景色いけ「深山の景」「野辺の景」をいけながら、子どもたちに、水はどこから生まれるか?と尋ねると、海!山!と、の両方の答えが。その両方とも正解で、山に降った雨は、約300年から500年もの間濾過されて地表へあらわれ、渓流となり山湖を経て湿地、野辺や里山の小川、人里へ降りてきて溜池や人家の庭池にも引かれ、やがてすべての水の流れは河川に集まり海へと注ぎます。海へ流れた水は再び霧や雲になり山へ雨を降らします。日本のどこにでもある風景が、変わらずに美しくありつづけることは、いいかえればこのような長い連続した水の流れが滞らず連綿と流れていなくては、ならないこと。そして、いけばなで、四季折々の自然の風景を見たてて、お家に合うように美しくいけ、余白を水の流れのように表現する景色いけをいけて、自然を好きになって下さいとお話ししました。

日本は、豊かな自然と共に伝統的生活文化が育まれてきた国です。自然を愛する人の心が大切に守ってきた風景を、この小さな子どもたちが引き継いで守り伝えていってほしいと、思いました。

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