いけばな嵯峨御流

7月31日。愛宕山 千日詣(せんにちもうで)

京都の愛宕山の頂上にある愛宕神社は、全国に御分社800余社ある、防火・火伏せの神様”愛宕さん”の総本宮です。7月31日から8月1日にかけて行われる千日詣に、お参りさせていただきました。

霊山愛宕山は火伏せの神様として信仰篤く、また、愛宕山太郎坊という天狗の神験によって開かれた修験道の山であり、神仏習合の時代までは白雲寺というお寺だったそうです。
鎮護国家を願って建てられた愛宕権現白雲寺は、大覚寺の管轄でした。
大覚寺にご縁が深いこともあり、毎年大覚寺派伝灯学院生の方や寺内職員の方々も登拝されています。

清滝の愛宕山登山口を朝8時頃に登り始めましたが、さすがに修験道の山はかなり厳しい参道です。
登る人には「おのぼりやーす」、下がる人には「おくだりやーす」と声を掛け合うのが、習わし。
その声に励まされながら私は2時間半かかって頂上の愛宕神社へ到着しました。本殿と若宮(奥の院)で参拝のあと、また2時間半かけて下ってきました。
清々しい気持ちです!

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