いけばな嵯峨御流

10月27日。伊勢神宮での嵯峨御流献華式に出仕させていただきました。

10月27日、朝からの雨が上がり、晴天のもと、本年も参集殿能舞台に於いて、厳かな献華の儀が滞りなく行われました。
昭和48年より、毎年嵯峨御流中部地区8司所のご奉仕によりこの献華式が執り行われています。今年は愛知岡崎司所と上野司所が担当されました。
儀式では、献華従者の供華の後、献華者による一対の若松が清々しくいけあげられ、草津栄晋総務部長様による願文奉読がなされました。
そして、いけ上がった若松を捧げ持ち、玉砂利を踏みしめながら、能舞台から内宮神楽殿まで旗標を先頭に内宮まで進列。
内宮で、四重にめぐらされた垣根の 最も外側「板垣」のご門をくぐり「外玉垣」の前でお祓いを受けた後、特別参拝者のみ入れる「内玉垣」の前で拝礼。ここより内側は一般人は立ち入れず皇族方が入られる聖域であります。最も本殿に近い垣根は「瑞垣(みずがき)」と呼ばれます。
本年も無事に神宮に花を献じる事が出来、身も心も晴れ晴れ

といたしました。ご関係の皆様のご尽力に深く感謝申し上げます。

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