いけばな嵯峨御流

本日は10月1日中秋名月。昨日うめだ阪急 クリエーターによるウィンドウの展示を見て感じたこと、など。

大阪のうめだ阪急ではクリエーターによる、勇気をいただけるような展示が始まっています。
コロナ予防対策で一時期閉店されていたこともあるうめだ阪急ですが、すでに開店していて、確か7月くらいから、コンコースの巨大な7面のウィンドウ展示も再開されました。昨日9月30日、パネルに書かれたメッセージと、ウィンドウ一杯に繰り広げられるエネルギッシュな世界をに見ていたとき、作品とメッセージから自分の心に響いてくるものがあり、俄然勇気が湧いてきました。「人々が誰かのために想像力を使う」「人の思いに気づけたり、励ましや助け合いを目の当たりにした。そして自分にできることは?」など、など。そして、10月1日。大覚寺・華道総司所の朝礼の際に毎月お一日だけは尾池泰道門跡猊下のお言葉を職員が賜る日。そのお言葉を拝聴して深く心打たれました。


今さまざまに変革が余儀なくされれるけれど、「鬼手仏心」を心がけよという内容でありました。確かに、大改革を決断していかなくてはならない事は自分の身の回りにもあり、そのようなときにその根底にあるものが温かい心である事、良くなるためにはみんなが一丸となって耐え、明るく励まし合って乗り越えていく事だと、改めて深く心に刻みました。

さて、今日から3日までの3日間、17:30から21:00まで大覚寺大沢池で観月の夕べが開催されます。職員の方が総出で池の水草を取り水面を美しく開かれています。今年はコロナ予防対策で、船の乗船と観月台でのお茶席は、仕方なく事前申し込み制となり、抽選に漏れた方には申し訳ない事でしたが。この場所は<日本三大名月鑑賞池>の一つであり、嵯峨天皇様も観月をされたこの大沢池の池畔に、入ることはできますので、3日間のあいだに、わたくしも、一人池畔に立ち池に映る中秋名月を愛でさせて頂こうと思います。

 

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