いけばな嵯峨御流

1月末に、沖縄から満開の寒緋桜のお便りをいただきました。

沖縄から、満開の寒緋桜のお便りをいただきました。毎年、沖縄の先生がご自分のお庭の桜が咲くと一番に総司所へ届けてくださるのです。
京都は極寒の時期でも、日本のどこかにもう桜が咲いていると思うだけで心に明るい希望が満ちていくように感じます。
南北に長い日本列島には多様な気候帯があり、沖縄は亜熱帯、九州から関東にかけての暖温帯、関東以北は冷温帯、北海道は亜寒帯、と主に4つの気候帯が存在し、植物は約6000種類もの高等植物が生きる多様な生態があります。
多様性は豊かさの証、豊かさの源は、水が豊富であること。そして日本の至る所美しい風景が存在するのは、山から海への水の流れが連綿と滞ることなく流れ続けていることです。さらに、自然と人の関わり合いが日本の文化となり、いけばなという日本固有の文化を生みました。

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