いけばな嵯峨御流

梅田阪急百貨店コンコースウィンドウ7面・迎春いけばなをアップします。

7号「吉羊」きっしょう

 

「羊」の字は正面から見た羊の頭、上の点々は羊の角を表している。人類にとって羊は多くの実りをもたらしてくれる宝そのもの、すなわち羊は吉祥の代名詞として、古来「吉羊」の字が用いられた。また、「美」や「善」などの漢字にも「羊」が入っており、どの字もいい意味が含まれている。「群」という字にも「羊」が使われている

ように、温順で集まって仲良く暮らす羊を造形し、自然と人の調和により、豊かな実りを得る一年になるようにとの願いを込めた。 

陰陽五行思想では、冬至の日に一陽が生じ、旧暦12月に二陽が生じ、旧正月(春節)には三陽が開泰すると考えられている。この三陽を「三羊」と表記することに因み、3つの羊をデザインした。

 花材:コウモリラン・チランジア・アナナス・蘭・ジャノヒゲ・芭蕉の葉(金着色)

 

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