いけばな嵯峨御流

新年あけましておめでとうございます。大覚寺の「お口祝の儀」で、私の一年が始まります

平成27年元旦、朝5時半。あらたまの年のエネルギーが満ち溢れる大覚寺境内。心経前殿では新年の法要が六座行われます。その二座目に当たる元旦朝5時半、まだ真っ暗な時間に行われる法要に、参列致しました。法要に続いて宸殿紅梅の間にて行われる「お口祝いの儀」では、執行長・檀信徒総代・嵯峨御流華務長が門跡猊下に新年の御祝詞を申し上げます。お口祝(おくちいわい)の間は、歳徳神の掛け軸が懸けられた祭壇に、嵯峨御流「若松七五三の伝」がいけられ、燭台の灯の揺らめきが厳かに金碧障壁画の梅の迫力を際立たせています。この神聖な儀式「お口祝」が終わり宸殿を出ますと、元旦の清新な朝日が昇りはじめます。別室にて大福茶のお薄を門跡猊下・内局様・井上総代様と共に楽しく頂き、食堂でお祝い膳を囲んで、寺内僧職の皆様と新年を言祝ぎ 私の一年は始まります。大覚寺を出るころには、境内は白銀の世界に包まれていました。今年一年、身も心も引き締めて、いけばなを通じて嵯峨天皇様の御心が広がり、世界平和につながることを願います

本年も、皆様と一緒に、一歩一歩前進して参りたいと思いますので何卒よろしくお願い申し上げます。

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