いけばな大賞 内閣総理大臣賞をはじめとした入賞者への表彰式に出席しました。
1月17日、東京ロイヤルパークホテルで開催された「いけばな大賞2025」の表彰式及び懇親会に出席しました。
内閣総理大臣賞をはじめとした入賞者の表彰式では、自由花部門審査員講評は大坪光泉先生から、わたくしは格花部門の審査員講評のお役を務めさせていただきました。
わたくしからは、格花の型の美の中で、さらに作家性をどう表現するかというところに注目したことをお伝えし、特に格花では作家性を表現することは容易ではないが、重心の取り方や枝の見立てによるわずかな差異の積み重ねが作品の気配に大きく影響すること、また、枝のくせを欠点と捉えるか表情と見るかによってもその作家の個性や人間性が現れるなど、わたくしの考察も交えての講評をいたしました。私見ではありますが、格花における作家性とは、型を崩さず、それを踏まえた上で形ではなく気配に現れるものだと思うと。
説明されるより先に、見る者の心に届く作家性を発揮された作品には、引き込まれる魅力があると。わたくしの拙い言葉でしたが、格花を型の範疇だけでなく、深い理念を体得し、さらに作家性を発揮して素晴らしい作品を生み出すことが、いけばな芸術の真骨頂ではないかと思うのです。
受賞者代表の方の謝辞で、ある種のグローバリズムといえる第二次世界大戦後に日本とは何かを問い直す機運の中でいけばなは再び大きな広がりを見せた。文化は失われたアイデンティティを取り戻す拠り所となった。と素晴らしいお言葉を述べられ、感じ入りました。
入賞作品は、このページからご覧になれます。
このお写真のお方は、主催の帝国華道院理事長 千羽理芳先生です。
いけばな大賞は今回が第98回でした。非常に厳正な審査を経て入賞者を決められるこのコンクールには、年々参加者が増加していること、また、2年後に迎える第100回に向けて始動されておられるご様子も伺えました。いけばな界全体の機運醸成に尽くされる活動に敬意を表する次第です。
















