いけばな嵯峨御流

10月30日。伊勢神宮での、嵯峨御流献華式に出仕させていただきました。

美しい秋晴れの10月30日、昭和48年以来恒例となりました、神宮での嵯峨御流献華式が中部地区連絡協議会8司所のご奉仕により、執り行われました。今年は三重司所と岐阜司所が献華式を担当されました。

参集殿能舞台に於いての、厳かな献華の儀では、若松一対が清々しく美しい所作でいけられて、見守る約100名余りの先生方の祈りの 心が一つとなったような感動を覚え、続く草津栄晋総務部長様による願文朗読は、朗々と晴れやかな御声が響き渡り感極まりました。

いけあげられた献華を奉持 して、能舞台から内宮神楽殿まで、長い進列が境内の玉砂利の道を進みました。進列の先頭は草津栄晋僧正様、続いて華務長、相談役来田仙甫 先生、師範 代表、献華者、献華従者、献華侍者、参列者(中部地区をはじめとして各地からお集まりになられた方々)と続きます。 神宮の森は、静謐な気が立ち込め、神域は大勢の人で込み合っていました。 その大勢の人々の中を、神職の方に先導されて内宮参拝に向かいます。四重にめぐらされた垣根の 最も外側「板垣」のご門をくぐり「外玉垣」の前でお払いを 受けた 後、一般の 方は入れない鳥居の内側へ全員が通されました。玉石を踏みしめて中へ 入ると、「内玉垣」の前で拝礼。ここより内側は皇族方 が 入られる聖域であり、最も本殿に近い垣根は「瑞垣(みずがき)」と呼ばれると、昨年教えて頂いた思い出がよみがえりました。 参拝を終えたあと内宮神楽殿に献じられた若松一対の前で大々神楽の奉奏を受けさせていただきました。

 神宮に花を献じる事の深い意義に心を馳せ、本日の献花式が一糸乱れぬ所作で美しく執り行われ、皆様のお力添えで無事終えられましたことを、有難くまた誇らしく思いました。

ご関係の皆様には、万端のご準備大変ご苦労様でございました。有難うございました。

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朝一番に、偶然出会えたご神鶏。 幸先良い、神のお使いにお目にかかれました。

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