いけばな嵯峨御流

2017年の新春を寿ぐ、いけばな超大作。

平成28年12月27日~平成29年1月15日まで大阪梅田阪急百貨店コンコースウィンドーは、一面の大きさが5m~7m。高さは7面すべて4m。奥行きは約1,5m。このスペース7面すべてに、嵯峨御流がいけばなで新春を寿ぐお花をいけます。

作品のコンセプトは次の通りです。ぜひ、皆様ご覧くださいませ。

「平成29年を祝うウィンドウのいけばなは、「明るい未来」に限りなく向かうエネルギーである「ほとばしる力」をテーマにしました。

さて、年初に宮中で催される歌会始、御題は「野」です。「野」という文字には、「だんだん広がる」という意味があり、日本では野に出て、草花を摘みながらその一時を楽しみ、また野に棲む動物の狩りなどをすることは、宮廷貴人の典雅な遊びの一つでした。

昔の貴族のように優雅ではないとしても、私たちもまた、野で触れ合いを楽しむことで慌ただしい日常を忘れ、伸びやかな気持ちを取り戻すことができます。野に棲む「ほとばしる力」の化身である精霊の姿が、現代人には見えないとしても、その見えない力が野の花の色や小川のせせらぎに姿を変えて、多種多様な生き物達の命を支え、私たちの心にすら明日への活力を与えるのではないかと思えます。

花をいけることは、心を澄ませ、感性を研ぎすますことにより、そのような自然からの「ほとばしる力」からのメッセージを受け取ることではないでしょうか。」

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