いけばな嵯峨御流

夏の植物が表れはじめました。大覚寺5月28日

28日はお不動様の御縁日です。毎月、大覚寺境内の護摩堂(石仏の隣)で護摩が焚かれていて、5月28日、私も拝ませて頂きました。

最近、梅雨入り前の時雨で嵯峨一帯や大覚寺はしっとりと雨に濡れて良い感じ・大沢池には、やっと蓮の浮葉が現れてきました!この池にしかない「名古曽」です。

昨今 他の蓮池もアカミミガメの食害などでバスの新芽が出ないという事を聞いておりましたので大変心配していましたが、、、
そして、華道芸術学院の前を流れる御殿川の川底には、抜かれないよう大切に杭で囲われた、自然ばえのオモダカの一種が芽を出しました。
このオモダカは、葉が矢尻になっていないのです。でも、オモダカといえば、嵯峨祭りの5基の剣鉾の模様(澤瀉・牡丹・菊・龍・麒麟)の一つでもありますから、杭を立ててくださった御方にもきっと格別の想い入れがおありなのでしょう、大切にしていきたいと思います。

池の端を歩くと、揺れる青楓には赤いプロペラ状のタネが宿り、地面にはピンク色のミニチュアサイズのニワゼキショウがいたるところに生えています。毎年ここで子育てをしていたアオバズクの一家は今年も来るのでしょうか。
お寺の境内は、知れば知るほどに、魅力が一杯です。

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