いけばな嵯峨御流

高野山開創1200年記念大法会のご報告

 弘仁7年(816年)、高野山の地は、嵯峨天皇から弘法大師空海に下賜されたものです。嵯峨天皇は大覚寺と嵯峨御流の御始祖で、大沢池の畔に咲く一輪の菊を手折られ、殿上の花柄に挿花されたところ、その姿が天地人の三才の美を備えていたことによって、「後世 花を生くる者はよろしくこれを以て範とすべし」と仰せられました。このことを、天の雨水の一滴とし、爾来 嵯峨天皇の自然を慈しみ平和を願う御心は旧嵯峨御所大覚寺に伝わる御龍の流れとして連綿と現在まで1200年継承されています。
高野山と同じく、1200年の伝統と、嵯峨天皇の御心を伝え、嵯峨御流も創流1200年をむかえます。

5月15日、御始祖嵯峨天皇と御縁深い高野山の開創1200年の記念にあたり、旧嵯峨御所大本山大覚寺門跡猊下大導師の元、大覚寺派青年教師会の御出仕による大法要では、まず大覚寺から運ばれた嵯峨天皇の御尊牌が金堂内に安置され、嵯峨御流の献花式が行われました。献花者は西村強甫理事、光岡道寛理事。師範代表辻井が務めまし
た。献花従者と侍者は、京都嵯峨芸術大学1回生から4回生の有志70名が凛々しい姿で参列して下さったことは、大変嬉しく誇らしい気持ちです。

心配していたお天気は快晴となり、嵯峨天皇の御命日(承和9年・842年 7月15日)である15日に厳修された大法会の様子をスナップ写真でご報告いたします。

詳細は、月刊嵯峨7月号でご紹介します、ぜひこちらもご覧ください。

 

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