いけばな嵯峨御流

大覚寺 観月の夕べ

今年、9月25日~27日まで一般公開で開催された大覚寺観月の夕べをご紹介いたします。

三大名月鑑賞池、大覚寺大沢池において、龍頭鷁首船から池に映る月を愛でる風流で雅な催しが「観月の夕べ」です。毎日18時30分から僧侶方による声明が捧げられ、27日の中秋名月の日には満月法要で月天に祈りが捧げられました。観月台では3日間を通して庭湖会の先生方による立礼の御茶席があり、おいしいお薄をよばれられます。

私は25日と27日に大沢池に参りました。暗闇と静けさのなかで五感が研ぎ澄まされる感覚がとても新鮮で、心がすーっといたしました。声明の音が響く頃、天空の月と、池に映る月の間にもう一つの月が水面をゆれていて3つの神秘的な月に見とれながら、見事な中秋の名月を拝みました。龍頭鷁首船から優雅に月を愛でるも楽し、また池畔の赤い宝塔前に設えられた緋毛氈の床几で杯を交わしながらの観月も一興です。
27日は、犬鳴山東條様とそのご友人のプラントハンター西畠清順様ご一家と一緒に楽しませて頂きました

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