いけばな嵯峨御流

沖縄の寒緋桜

沖縄では、1月から2月にかけて桜のシーズンです。

寒緋桜という品種で、濃いピンク色の花が下向きに可愛く咲くのです。沖縄の桜前線は、本島北部から南部、そして離島へと下がっていくのだそうです。一年中暖かい沖縄では、桜の花が開花する温度まで下がらないと、咲かないのですね、先に寒くなる北部から順に桜前線が南下して行きます。

この写真の桜は、昨年の1月に沖縄の先生が一番に咲き出した寒緋桜の枝を切って、わざわざ送り届けて下さったものです。すぐにいけて、昨年の月刊嵯峨に掲載させて頂きました。

今年、一般社団法人いけばなインターナショナル世界大会が沖縄で開催されます。5年に一度、日本で開催され今回は11回目となります。4月12日から16日まで、会場の沖縄コンベンションセンターで、名誉総裁高円宮妃久子殿下ご臨席の元7流派のデモンストレーションと華展が繰り広げられ、世界60か国164支部から1100名を超える会員が集まられます。詳細は、I.I.公式ホームページをご覧ください。

http://www.ikebanahq.org/convention/11th/WC2017_brochure.pdf

 

3日に分かれて行われるデモンストレーションの、トップ初日13日13時から、嵯峨御流がデモンストレーションをします。時の巡り合わせとご縁で、私が1時間のデモンストレーターをつとめせていただく事になっております。1200年嵯峨御流が大切に伝承している、嵯峨天皇様が示された、命の大切さと平和を願う心を花に託して、沖縄司所の皆様とも力を合わせ、全力で臨みます。

もしデモンストレーション見学ご希望の方は、華道総司所にお問い合わせ下さいませ。

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