いけばな嵯峨御流

華務長の部屋

いけばな嵯峨御流 華務長
華道家

辻井ミカ

Profile

辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

「6月6日はいけばなの日」

昨年制定された「いけばなの日」は 6 月 6 日 。
コロナ禍が続く今年は、花の力を借りて明るい気持ちになってもらいたいとの気持ちから、(公財)日本いけばな芸術協会会員が、今年は「ガーベラ」(花言葉が「希望」)を生けた作品写真を 6 月 6 日当日に SNS(Facebook・Instagram・Twitter 等)に投稿しましょう!と提案。

この写真は、丁度6月6日当日に、華道総司所において開催されたAクラスの授業を担当しました折にわたくしがいけた心粧華 「祈り花」ガーベラと擬宝珠の葉です。

皆様!嬉しい時、悲しい時、孤独な時も、花をいけてください。掌の中に命が息づいて、自分も周りも明るくしてくれると思います。
花があれば。

#6 月 6 日はいけばなの日 #日本いけばな芸術協会 #いけばなの日 #希望の花
#ガーベラ #花言葉は希望 #花を飾ろう #花を飾る習慣 #花をいけよう #花をいける習慣
#嵯峨御流

 

6月5日。「京都いけばなプレゼンテーション2021」華展を拝見しました

「6月6日はいけばなの日」にちなみ、京都いけばな協会による諸流華展が京都芸術センターで開催されました。嵯峨御流2名の作品をご紹介します。

 

6月6日はいけばなの日

日本いけばな芸術協会が昨年申請された
「6月6日はいけばなの日」を普及するため、協会からの提案がありました。
(以下、協会のホームページを引用します)


https://www.nihonikebana.or.jp/

https://www.nihonikebana.or.jp/2021/05/26/ikebanaday-2/

6月6日はいけばなの日です。
今年も家庭で過ごす時間が長くなってきていますが、花の力を借りて、明るい気持ちになって元気になっていただきたいと願っています。6月6日、希望の花言葉であるガーベラをいけてみませんか。

6月6日、希望の花言葉であるガーベラのいけばな作品写真と下記ハッシュタグをつけてご自身のSNSにぜひご投稿ください。
#6月6日はいけばなの日
#日本いけばな芸術協会
#希望の花
#ガーベラ

※上記ご投稿につきまして、公式SNSでリツイート・リポストさせていただくことがございます。
日本いけばな芸術協会 公式SNS
Instagram https://www.instagram.com/nihonikebana/
Twitter https://twitter.com/nihonikebana

<ご活用ください>
協会HPにいけばなの日のバナーやチラシなどをご用意いたしました。ぜひご活用いただけますと幸いです。
https://www.nihonikebana.or.jp/2021/05/26/ikebanaday-2/

5月30日 蛍

光るコウチュウ「蛍」。
5月末頃、嵯峨に蛍が舞います。
種田山頭火の俳句を2句。

「暗さ匂へば 蛍」
「なんといつてもわたしはあなたが好きな蛍」

5月15日。御室流 挿花大会を拝見しました

御室仁和寺において開催された御室流の挿花大会を拝見させていただきました。コロナ対策を考慮された上でのいけばな展開催は、さぞかしご苦労がおありだった事と思います。美しい堂宇の中でいけられた作品、鮮やかな新緑のお庭の風情、堪能させていただきました。

「医療従事者への感謝と応援コンサート 斉木健詞」

大覚寺学園 嵯峨美術大学学長 佐々木正子先生が、医療従事者の方々への感謝と応援のため、二期会のオペラ歌手 斉木健詞様にお願いしてYouTube上でのコンサートを収録されました。
ぜひ多くの方にも聞いていただき、少しでも気分転換をしていただけたら、という先生のお気持ちを伺いましたので、このブログをご覧頂いている皆様にお伝えしたいと思います。ぜひお知り合いの方にもシェアしてあげてください。
どなたでも無料で聞くことができます。

学長様は、これまでにも、感染症の先生方のご指導のもと食事の時に使うマスクの制作などの活動をしておられます。

「医療従事者 感謝と応援コンサート 斉木健詞」

 

また、下記QRコードからでもつながります。

新緑 ー祇王寺ー 5月7日

5月の連休明け。立夏を迎えて新緑が一層鮮やかな祇王寺を訪ねました。
楓も苔も、生き生きとした生命力に満ち溢れています。

新緑を見ると思い出す、植治 次期12代 小川勝章さまの美しい言葉で綴られたエッセイを、『茶道雑誌』2018年5月号より引用させていただきます。

以下、『茶道雑誌』2018年連載エッセイのテーマ「御庭歳事記ー皐月ー」より引用。

5月号「受け継がれる新緑」
植治 次期12代 小川勝章

是非この季節に、お出掛けくださいませ。
秋に訪れになったお庭に、今一度。
紅葉の名所は、必ずや新緑の名所です。

あの時、心惹かれた楓とも、久方ぶりの再会です。
私たちが及びもつかない樹齢にもかかわらず、いきいきとした生命力にあふれています。

(中略)

是非この季節にご覧くださいませ。
松などの針葉樹、樫などの広葉樹、常緑の新緑を。
年中不変、然に非ず。緑の移ろいが見て取れます。
薄黄色のもの、乳白色のもの、赤みを帯びたもの。
日に日に成長しつつ、色目も変容し、多様な緑に出会えます。
十人十色ならぬ、十緑十色とでも申しましょうか。
それらが一際輝くのには、常緑樹ならではの訳がございます。
新たな葉は枝先に芽吹き、枝の懐には昨年までに成熟した葉が留まる。
葉にも先輩と後輩との関係が存在するかのよう。
色濃く成熟した葉には、まるで新緑を導くように、一層引き立てる深みがあります。

そして成熟しきった葉は、気温が上がり始める頃に落葉を始めます。落葉と時を近しくして、若葉は成長するため、常緑の風情は保たれます。
舞い散る葉と力漲る若葉。
人知れず、世代の受け渡しが行われています。

世代を超えて、共存を続ける落葉樹。
世代を交代させつつ、緑を保ち続ける常緑樹。
「新緑」に秘められた奥深い営みは、受け継がれ続ける伝統そのものではないでしょうか。

是非、お出掛けいただき、ご覧くださいませ。
京都には新緑の名所が沢山ございます。
これからも、きっと受け継がれ続けることでございましょう。

4月28日公開。 Charity Virtual Ikebana Exhibition by TFC Members

いけばなインターナショナル東京支部会員による、チャリティーバーチャル花展が4月28日から公開されています。

私は、アリウムを使った作品を出品しました。I.I.会員で嵯峨御流の方も出品されていますので、ぜひご覧下さい。

こちらからご覧になれます。

4月23日夜10時から NHKプレミアムに、大覚寺の名刀「膝丸」が紹介されます

名品の来歴 幻の刀「膝丸」が語る1000年「千年以上の時を生きてきた天下の名刀『膝丸』の来歴を解き明かす。

https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=28820

この太刀は、もと源満仲所持で、以来源家に伝わり、のちに源義経所持となり「薄緑」とも号された名刀。今は大覚寺に伝わっています。

私が「薄緑」をイメージした作品を、銀葉の色と紫の花でいけてみました。

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