いけばな嵯峨御流

華務長の部屋

いけばな嵯峨御流 華務長
華道家

辻井ミカ

Profile

辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在 日本いけばな芸術協会理事、大阪府花道家協会常任理事、いけばな女流選抜作家展運営委員、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

2020年12月17日 大覚寺 雪の朝

この写真は、大覚寺の朝の勤行が終わった7:00過ぎ頃の風景です。京都では珍しい雪景色を、参籠されていた華道の先生が撮影されたものです。そのお写真があまりに美しいのでブログで皆様にもご紹介させていただいた次第です。

さて、大覚寺に、御遠方からいけばなの授業に参加される方、またご紹介者があればお寺の宿坊に参籠することができます。
参籠された方は毎朝6:30から心経前殿でおこなわれる朝のお勤めに参加されることになっています。おわると、まだ誰も足を踏み入れていない中庭やお堂の厳かな雰囲気を、独り占めできるのです。朝の大沢池、格別の景色ですね!

 

月刊嵯峨 「美に迫る」の取材

月刊嵯峨、今年度の特集は、総司所大覚寺に講座の受講などで来られた皆様が、少し足を伸ばせば見られる場所にある美術館をわたくしがご紹介させて頂いてきました。
12月に、2月号、3月号の取材を終えて目出たく千秋楽という気分でもあります。でも、まだまだお勧めしたい場所は沢山あり、美術館に限らず素敵な庭園や風景、またそこへ行くまでの道のりの楽しさなど、嵯峨に関連ある美をテーマにすれば本当に沢山の場所が思いつき話題が尽きません。

この写真はどこで撮ったか、まだナイショですが、載せておきます。

良いお年をお迎えくださいませ。

月刊「嵯峨」12月の花

12月号は、エネルギーが湧く色「赤」を主題にいけました。
令和2年も、あと半月ほどとなりました。無事、とは言えなくとも、とにかく新しい年を迎えられることに、まずは感謝、感謝です。
来年を良き年にするため、お互いに相手を思いあって行動していきましょう!

年末12月27日から1月13日まで、うめだ阪急コンコースウィンドウにいける迎春花には、一陽来復の思いを込め、明るい兆しを感じていただけるようないけばな作品を、嵯峨御流華道家が力を合わせて制作します。お見守り頂けましたら幸いです。

12月11日祇王寺。

夥しい散り紅葉に覆われていた苔庭の、落葉を取り除く日。大勢の職員さんが楓の落葉を丁寧に剥がしていかれます。下から現れた苔は、しっとりと瑞々しいまるでパックを終えた素肌のように潤って輝いていました。

阪急うめだコンコースウィンドウ クリスマス ディスプレイ

うめだ阪急コンコースウィンドウの、クリスマスディスプレイが12月25日まで展示されています。4mの高さから糸で吊られて動く、あやつり人形です。今年はくるみ割り人形がテーマで、一つのストーリーが7面に渡ってページを開くように次々とお話しが展開して行きます。
そして、12月27日からは、いよいよ嵯峨御流の迎春花が令和3年1月13日までこのウィンドゥ7面を飾ります。お近くへお立ちよりの際には、ぜひご覧下さいませ。

京都御所 秋の一般公開に嵯峨御流が挿花しています。

『京都御所 宮廷文化の紹介』令和2年秋」。明日11月19日から23日まで一般公開されます。

秋晴れのもと18日に京都司所の皆様と一緒にいけこみをしました。
この秋、皇室では秋篠宮殿下の立皇嗣の礼が執り行われ、その御慶事を寿いで、桐や松、鳳凰に見立てたストレリチア、菊などを取り合わせました。嵯峨御流の作品は、紫宸殿南庭 東回廊に飾られています。

主な花材
蛇目松、桐、ナナカマド、チャボヒバ、ストレリチア、菊


https://www.kunaicho.go.jp/event/kyotogosho/kyotogosho.html

11月8日の大覚寺嵯峨菊の写真です。

11月8日は、嵯峨御流の土日専修会及び日曜専修会の授業日でした。ご遠方からの方にはお寺に参籠ができる仕組みになっています。土曜からお泊まりの受講生のかたから「日曜の朝のお勤めに初めて参加させていただき、清々しい雰囲気に感動しました」とのお声や「土日クラスができたので、遠方からですが総司所へ来ることができました」とのお声をきいて職員の方々ともども、とても嬉しく思いました。総司所で味わうことのできるお寺の美しい雰囲気は、かけがえのないものだとわたくしも常に思っていますので。

従来から行われている平日の専修会及び研究科、及びこの土日クラス新設に関しては職員の方々が一生懸命に尽くしてくださっていますので、こうしたお声はひとしおです。

さて、8日日曜日の境内では、各宮家にも毎年献上されている大覚寺嵯峨菊が1数百鉢も境内に飾られていました。
宸殿前の右近の橘左近の梅や、勅使門を背景に回廊で繋がれているお堂を巡ると丁度良い高さに仕立てられているのが、大覚寺嵯峨菊の特徴です。寄せ植えの姿にも、花の備え方にも品格ある姿に深く心を打たれます。

種類は何種類あると思われますか?またそのお名前はどのように定められましたでしょうか?
これを確かめに、ぜひお運びくださいませ。
11月30日まで展示されています。

10月18日。松柏美術館(奈良市登美ヶ丘)

松伯美術館は、上村松園・松篁・淳之三代の画伯の作品が収められている美術館です。

11月29日まで開催されている「上村松園・上村松篁・上村淳之展 〜魂の継承・受け継がれる心〜」を拝見しました。リーフレットにもなっている「楊貴妃」を始めとした作品を拝見。一作一作が素晴らしいのはもちろんのこと、作品に添えられた学芸員の方の解説もとても魅力的です。見所や絵に向かわれる作家の姿勢、また語録が紹介されていて、より一層感動が深くなります。

心に残った言葉を書き留めてきました。

 

上村松園画伯の言葉芸術を以て人を済度する、これくらいの自負を画家は持つべきである。よい芸術を生んでいる芸術家に悪い人は一人もいない。
みなそれぞれに人格の高い人ばかりである。真善美の極地に達した本格的な美人画を描きたい。

 

上村松園「花がたみ」の作品の解説にある松園画伯の言葉
何度も見極めるー実地に見極めることがもっとも大切なのではなかろうかと思う。
まして、芸術上のことにおいては単なる想像の上に立脚してこれを作り上げるということは危険であるように思うのである。

10月11日。白砂村荘での草月流華展を拝見しました

「白砂村荘橋本関雪記念館 美術館」で開催された草月流草月会京都支部の華展を拝見しました。
コロナ禍により、春に計画されていた華展を秋に順延されたとのこと。主催者のご心労と、出品者の熱い思いが伝わってきます。そして華展を見る人々の喜びに溢れた表情が、会場中に凝縮されていました。
写真は、森 英琴支部長の御作品です。わたくしのカメラで撮らせて頂きました。

10月18日。奈良県華道展覧会を拝見しました

10月18日に、奈良県文化会館で開催された奈良県華道展覧を拝見しました。コロナ対策のため、理事以上による作品出品とのこと。主催者の役員皆様のご苦労いかばかりかと拝察致します。
「花さやかに」と題された、設立95周年記念展覧会から、会長 吉村晴芳山先生の作品と、嵯峨御流 田中桂甫先生の作品写真をご紹介させていただきます。

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