7月12日。神田外語大学で「京都学講座」の授業を担当させて頂きました。
神田外語大学と大覚寺・嵯峨御流は近年ご縁あって交流を深めてまいりました。
今までに、神田外語大学で、留学生や日本人学生に嵯峨御流いけばなワークショップを開催するほか、昨年からは神田外語大学生が大覚寺にお越しになり、参籠して朝の勤行やお寺の雰囲気を体験される中でいけばなの講義を受ける、という日本文化体験講座を実施して頂いています。今年は応募者が昨年の約三倍もあったそうで、その中から、通訳ボランティアとの調整等を経て選ばれた学生十数名が8月22日から24日まで来寺されることが決定しております。
7月12日。千葉県幕張にある神田外語大学で、大覚寺へ来られる学生への事前学習を兼ねた「京都学講座」の授業を、草津栄晋部長と担当させて頂きました。
授業の前に、神田グループ理事長 佐野元泰様にご挨拶させて頂きました。
佐野理事長様は、建学の理念である初代理事長佐野公一様のお言葉「言葉は世界をつなぐ平和の礎」を実践され社会貢献のできる人の育成に尽力されておられます。理事長様のメッセージの中で、情報機器が発達した現代において世界中の人々と本当の意味でのグローバル化、人と人とを繋ぐコミュニケーションが日本に必要になったのだと語っておられ、真の国際理解はまず、その国の本物に接し体感する事、という想いを様々な形で実践されておられます。理事長様の素晴らしい教育方針には常々敬服致しております。この度の大覚寺とのご縁が、日本文化を理解し語れる人を育てる、さらに国際理解を通じて世界平和に貢献する人材育成に繋がる事を願っております。
7月12日の授業の様子と、キャンパスに昨年新築された8号館の写真をご紹介致します。
また、併せてこちらのページも、ご覧下さいませ。
https://www.sagagoryu.gr.jp/2016/12/?cat=57
7月12日。東京の、大正大学学長大塚伸夫先生に、ご挨拶に伺いました。
この度、大正大学客員教授を拝命致しました。大変光栄な事でございます。
7月12日に、大覚寺草津栄晋総務部長と共に大学に伺い、大塚伸夫学長様にご挨拶させて頂きました。学長様は、これからの学生には「生きる力」が必要だと思うとお話しくださり、深く共感致しました。大学の理念である智慧と慈悲の実践、また学長様の教育方針のもと、伝統文化のいけばなで貢献させていただきたく存じます。
7月10日。いけばなインターナショナル(通称 I.I.)会長様と、第11回I.I.世界大会委員長様が、大覚寺へお運び下さいました。
先般4月12日から15日に沖縄で開催された、I.I.世界大会。嵯峨御流は、初日の13日にデモンストレーションを致しました。そのお礼のご挨拶に、7月10日に片野順子会長様と片山 健大会委員長様が、わざわざご挨拶に大覚寺へお越し下さいました。嵯峨御流理事長伊勢俊雄僧正、副理事長草津栄晋僧正、西村強甫学院長、華道課と共にお迎えし、盛大な大会の思い出話や、デモをご覧頂いた高円宮妃殿下 常陸宮妃殿下から賜った光栄なお言葉を聞かせて頂いたりと、大事業を成功裡に終えた同志のような感覚もあり、楽しい話は尽きませんでした。
また、丁度この日、片山先生にお孫さんが誕生なさるという嬉しいことが重なりました!心からお慶び申し上げます。写真は、大覚寺明智門前にて。
向かって左から、草津栄晋総務部長、伊勢俊雄総長、私、片野順子様、片山健先生、西村強甫学院長。
ブログのこちらのページも、あわせてご覧下さいませ。
https://www.sagagoryu.gr.jp/2017/04/?cat=57
7月初旬。
京都嵯小倉山 常寂光寺で拝見した珍しい桔梗です。桔梗だけではありません、いろいろな植物やその園芸品種があり、特にお花のお好きな方には、このお寺の境内は必見です。
http://www.jojakko-ji.or.jp/
大覚寺境内、宸殿西側の庭に、非常に珍しい植物が植えられています。
その名は「天台烏薬」。
中国原産、クスノキ科、烏のように黒い実がなり、根には身体の悪い物を取り除く万能の薬効があるといわれています。2200年前中国の秦の始皇帝が徐福に命じて探させた不老不死の秘薬と言われる植物です。
7月5日。大沢池に、今年も「名古曽」蓮が咲き出しました。まだ水温が低いため池のほんの一角にだけ。今年最初の一輪。
7月1日。佐賀県から、有田焼 馬場九洲夫先生が嵯峨をご訪問
佐賀県有田市の陶芸家で、真右エ門窯の二代目 馬場九洲夫先生ご夫妻が嵯峨へお見えになりました。先生の御子息 次男の久和さんが嵯峨美術大学(当時は京都嵯峨芸術大学)を卒業されたご縁で、お父上の九洲夫先生とは10年くらい前からお親しくさせて頂いており、2010年6月には、嵯峨小倉山 常寂光寺において馬場九洲夫氏とのコラボレーション華展「小倉山で出会う色彩」を開催させて頂いたことも懐かしく楽しい思い出です。
大覚寺にも度々お運び下さり、この日は中国から京都へ日本文化を学ぶため留学中の汪さんに、ぜひ大覚寺をご案内したいということで、ご一緒させて頂きました。
風光明媚というだけではない、大覚寺の深い歴史をお話しながらの、初夏のひと時でした。
http://sinemon.com/smp/introduction.html
6月17日。境 將甫先生の社中展「花ごころ」を拝見しました。
京都 誓願寺に於いて開催された花会は、嵯峨御流師範 境先生の華教室 蓮林の創立20周年記念展でした。いずれの作品にも、挿花者の想いが記された紙片が添えられていて、嵯峨御流の凛とした花姿に込めた挿花者の想いも味わいながら楽しませていただきました。
10時30分から、本堂にて花供養の法会が行われ、お参りさせていただきました。
6月15日、弘法大師のお誕生を祝う 降誕会法会が大覚寺で行われました。花御堂の中に稚児大師像が置かれ、甘茶をかけて拝みます。御影堂には、今年の嵯峨伝灯学院生7名の方の書といけばなが飾られていました。
嵯峨御流ベルギー支部の顧問、高橋様ご夫妻が華道総司所へお見えになりました。
嵯峨御流ベルギー支部はアーロンという街を拠点に活動しておられ、今年創立30周年を迎えられます。創立には、北海道司所の南秀月先生の多大なるご尽力があったことを伺っております。また、昨年は日伯修好150周年記念の年でしたので、ベルギー支部も様々な場で嵯峨御流のいけばなを展示されたようです。
支部長Astrid Maton先生を中心に、来年には、花展を計画されているようですので、ベルギーに根付いた嵯峨御流のいけばなが、高橋様ご夫妻のご支援を得て、今後も益々発展しますよう心から願っています。