いけばな嵯峨御流

Summer college☆

コロナ禍を何とか乗り越えるためには、自分の身と他の人の身を共に守る行動をとらなくてはなりません。今は人の往来を止めて、感染拡大を抑えることを第一に考えましょう。
さて、8月20日から9月12日まで、京都にも緊急事態宣言が出ましたのでこの期間の総司所諸行事を中止または縮小、Summer college☆も中止となりました。

Summer college。嵯峨御流の総司所会員の方はもとより、会員以外の方もご参加いただける、年に一度の企画で、既に様々な準備が進んでいました。テーマ「かみとはすのものがたり」に込められたストーリーは、紙=神に通じる事から、世界的に著名な和紙作家堀木エリ子様のお話に始まり、蓮をいけるいけばなデモンストレーションで仏の世界を表現。デモの最後の一瓶で神仏融合の世界を表現しようと考えていました。


皆様に、此の企画の世界観に浸っていただき、楽しんでいただけることを、と想いながら、華道諸先生方や職員の方々が、汗と情熱をかけて様々な準備に奔走して下さいました。紙の原料であるミツマタ・コウゾを、生産者の元まで足を運んで入手し、大量のそれらを川で晒してアク抜きし、植物が紙=神へと変貌する大作オブジェ製作の段取り、また紙漉きのキットのワークショップのシミュレーション、蓮の種の袋詰め、などなど。。。


今回は残念でしたが、仕切り直して、このたびご縁をいただいた堀木エリ子様のお話を伺う機会を作りたいと思っています。

ページトップへ