いけばな嵯峨御流

2017年1月15日 西保淳甫先生 北國芸術賞受賞祝賀会に出席させて頂きました。

昨年、北國芸術賞を受賞された、嵯峨御流 北陸司所 元司所長の西保淳甫先生の受賞祝賀会が金沢ニューグランドホテルで開催されました。

先生の長年の華道の普及と発展につくされたご功績に対する御授章をお祝いするため、発起人の皆様が企画されたものです。大勢のご参加で華やかな会となり、錚々たる方々の御祝辞に続き、私もお祝いの言葉を述べさせていただきました。

「西保淳甫先生 北國芸術賞受賞 お祝いの言葉

この度、栄えある 北國芸術賞を受賞なさいました事、心よりお慶び申し上げます。

今回の御授章は、西保先生のいけばな芸術活動が人々に勇気と活力を与え、ひいては社会に大きく貢献すると評されたものだと思います。私は、先生の日ごろの御熱心なご指導にも心から敬意を表しております。北國新聞で西保先生のインタビュー記事を拝見させて頂きましたが、先生のポリシーは自然体、すなわち「あるがままをいける」ことだと仰っています。先生ご自身も、いつも笑顔が素敵でおおらかな心をお持ちの、まさしく自然体の御方です。自然は“じねん”、すなわち森羅万象であり、人間もまた自然の一部だという教えは、華道を学ぶなかで実感出来る事でもあります。先生は、御作品をとおして、またご指導の中で、自然と一体になれる境地・安心感を人々に与えておられるのではないかと感じる次第です。

また、先生は一般財団法人件芸術文化協会の「ミラノ日本祭いしかわ2012」でイタリアの花でいけばなの魅力を大いに伝えられたとも伺っております。花は世界共通の言葉、花を贈る事は世界のどこの国においても親愛の印であります。これからますます国際化する社会の中で、日本伝統文化いけばなは、自然との共生や環境問題も、人が自然とどうかかわるか、という原点に対して大いに貢献していけると思います。

現在、西保先生は嵯峨御流華道総司所参与、そして北陸に70年の歴史を持つ華道北陸司所の元司所長で今は顧問でいらっしゃいます。これからも、新しい挑戦と素晴らしい御作品を発表していただき、より多くの方々に勇気と活気をもたらして頂きたいと思います。今後のますますのご活躍を祈念し、ご祝辞とさせていただきます。」

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西保淳甫先生のお言葉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大覚寺 草津栄晋総務部長様からの祝辞

 
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後列。向かって右から、北國新聞社常務取締役 砂塚隆広様、草津栄晋部長、野々市市長 粟 貴章様、金沢ニューグランドホテル社長 庄田正一様。 前列向かって左から、北陸放送株式会社社長 京村英二様、株式会社テレビ金沢部長 中田稔也様。

 
 
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北陸司所ご重役の先生方と。

 
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アトラクション。金沢芸妓の横笛と舞踏。

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