いけばな嵯峨御流

華務長の部屋

いけばな嵯峨御流 華務長
華道家

辻井ミカ

Profile

辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

「祇園祭にいける」 十三やさんにいけた作品

7月15日から17日まで、御旅所の北向かいにある「十三や」さんにいけさせていただいた作品です。四条通りに面したウィンドー内の、社長の竹内様がご提供くださいました場所は、幅650奥行450高さ1800くらいの縦長のスペースです。
天井の桟から吊る事も可能と仰っていただきましたので、お言葉に甘えて駒形提灯のような形状を垂れ桑で作り、吊らせていただきました。垂れ桑の中程に、灯の見立てでヘリコニアをいけました。
暑い最中でしたが、いけこみ、メンテ、撤花のお世話になった皆様そしてお店の方のご協力のおかげもあり、無事3日間の展示を終えることができました。感謝しております。

鳩徳利

昔から親しまれてきたこの徳利は、尾を火鉢の灰に差し込んでお酒を温めるのですって!楽しい!昔はもっと尾を長く作ったそうです。
信楽 伝統工芸士 今井廣作

モリアオガエル

7月2日。実際にモリアオガエルの成長した姿を見たのは初めてですので興奮して夢中で撮った写真です。
池に張り出した枝に大きな卵塊があり、この中には夥しい数の卵が孵化を待っているはずです。孵化すればオタマジャクシは雨とともに溶け出す卵塊とともに池の中へ落ちていく事でしょう。

7月1日。日本いけばな懇話会 総会

平成25年発足した「日本いけばな懇話会」の今年度の総会が東京市ヶ谷の龍生会館で開催され、出席いたしました。
エントランスホールにいけられた龍生派お家元の麗しいお迎え花に、新幹線在来線を乗り継いで来た疲れが吹き飛ぶ思いがしました。
総会に続いて、KAZOO代表、企画師、八田雅也氏の心がワクワクしてくる講演を聴かせていただきました。

「墨間仙(スミマセン)」展へ。

書家・篆刻家 瀬原加奈子様の個展「墨間仙」展を拝見に、大阪の都心にあるギャラリーThe 14th moonへ。
篆書体の字 その由来と作家のイマジネーションが織りなす、”極めて密教的な”とご一緒した方が表現された宇宙観につつまれる感動を体験させていただきました。落款の深淵でアートな世界も素晴らしいです。
 
ギャラリーを訪れられたなら、作品の添え書きも全て読まれて下さい。できれば作家とお言葉を交わされると、より一層深い世界に誘っていただけます。
 
ご案内状の文字を読み解くヒント。
この字の成り立ちは、魚と羊。ともに新しい肉でないと食べられないことから<新しい>とか<とれたての>という意味をなす字との事です。
展示は7月4日まで。
 

6月30日は夏越の祓

母に連れられて小さい頃から6月30日には夏越の祓のため茅の輪をくぐらせていただきに神社へ行った。
いろいろな神社で茅の輪を据えられていると思うけれど、わたくしは家からそう遠くない車折(くるまざき)神社へ。車折神社は、芸能の神様として知られていて、特にお正月は必ずお参りさせていただいている。そして家へ帰っていただく水無月のお菓子。。。
 
前半年の穢れを清め、後半年を元気で過ごさせていただけますようとの祈りを込めて、茅の輪のくぐり方通り左右左と八の字を描く様に回ってから向こうへ抜けると清々しい思いになる。こちらの神社では人形(ひとがた)に名を入れ、体の気懸かりな部分を撫でて納めるとお焚き上げをしてくださる。
こうして節目節目に神仏のお力を感じながら暮らしていく生活が嬉しくて仕方がない。
 
拾遺集より
水無月の 夏越の祓い する人は 千歳の命 延ぶといふなり
 
下記ブログに車折神社と茅の輪の素敵な写真がございますのでご覧ください。

祇園祭 いけばな展。嵯峨御流は「十三や」に展示します。

抽選により、今年は嵯峨御流は柘植の櫛を扱われる「十三や」さんのウィンドーにいけることになりました。
1875年創業の十三やさん。名前の由来を尋ねると、つげぐしのく(9)とし(4)を足して十三やという屋号になったそうです。楽しい言葉遊びの文化が継承されていますね。わたくしも、小さい頃から四条通りで十三やさんの前を通る時、一際印象に残っているのが、所狭しと並ぶ柘植の櫛と、細長い竹がまるで髪の様に思える照明器具です。
ぜひ、お祭りの3日間、足を運んでご覧くださいませ。
 
 
「第37回いけばな展」
~名家名流が花を競い合う、恒例ストリートギャラリー四条いけばな展~
 
本年で37回目を迎える夏の催事「いけばな展」が開催されます。祇園商店街振興組合、四条繁栄会商店街振興組合の共催で、京都いけばな協会所属流派が協力して、八坂神社前の祇園石段下から烏丸までの四条通のショーウィンドーをストリートギャラリーとして開催されます。
 
■開催期間  令和5年7月15日(土)~17日(月・祝)の3日間
 
■場  所  八坂神社前の祇園石段下から烏丸までの四条通
 

6月15日。弘法大師さまのお誕生祭

今年は宗祖弘法大師さまのお誕生1250年を迎えます。
大覚寺では、11日から17日まで毎日二座の法会とご法話が行われ、華道嵯峨御流は一週間、荘厳華一対を献花し、全国から大勢のご参拝がありました。
15日には奉祝記念奉献花法会が厳修され、心経前殿にお祀りされた花御堂の稚児大師を拝ませていただき、奉献された伝灯学院生の方のいけばなと書を拝見しました。

6月20日。大正大学仏教学科での講義

東京 巣鴨の、大正大学仏教学科の仏教学基礎コースと仏教文化遺産コース合同の授業においてゲスト講師としていけばなの講義をいたしました。毎年、春学期の講義と秋学期の荘厳華実技実習を一回ずつ担当させていただき今年で11年目になります。
 
大正大学仏教学科のホームページには、
「仏教の学びから『今』を見つける。」とあります。背景に深い哲学、思想、歴史、文化をもつ仏教の学びから今を見つける・この言葉は伝統文化いけばなにも通じる事です。
 
この日、わたくしの講演タイトルは「いけばなで自然と生命の大切さを学ぶ」。大覚寺大沢池が1200年前の姿を今もとどめている日本現存最古の庭園池であることや、その大沢池の風景を原点として、山から海までの風景を7つの特色ある水の流れに分け、それらの水が連続して流れることで風景が生まれるという発想が花態となっている、嵯峨御流「景色いけ」について、実演を交えて約1時間お話ししました。
嵯峨御流のすべての花態の根底には仏教の宇宙観がありますが、景色いけにおいては、命の根源である水の流れの連続性が風景を生み出すという発想で、山から海までの「七景」をつなぐと、一つの大景観が表現できるというところが、嵯峨御流の独自性です。景色いけが出来た昭和6年頃の日本の時代背景なども説明しながら「景色いけ・七景の水の取り方」の中から「深山の景」「沼沢の景」をデモンストレーションで紹介し、「いけばな」は生命感の表現であると説明しました。
最後に、瓶花と荘厳華「そわか」を石田啓甫先生にいけていただきました。密教の六大思想というものが反映された花型である荘厳華は、それぞれの役枝に六大を形にして表現しています。
曼荼羅の宇宙観である六大無礙の思想を、森羅万象の「地・水・火・風・空」の5つの役枝と、精神性を表す「識」の6つの要素の調和美で表現すると説明し、秋学期にはそわかを実習してもらいますとお伝えしました。
 
参考花は日曜日に行われるオープンキャンパスまで飾ってくださるそうで、嬉しいことです。

I.I.ガラ ランチョンに出席

名誉総裁高円宮妃殿下のご臨席のもと、ホテルニューオータニ東京で開催された、いけばなインターナショナル東京支部の昼食会に出席しました。昨年のフェアの収益を災害のあった国の復興支援金として寄付贈呈式の後、勅使河原茜先生と座・草月の皆様との息のあった豪華で圧倒的なデモンストレーションを拝見しました。
役員の方々や、嵯峨御流の方にも、そして沢山の友人に出会えて嬉しく思いました。「花を通じての友好」をモットーとするI.I.ならではのインターナショナルで社交的な雰囲気です。
皆様からいただいたお写真をご披露させていただきますが、残念ながら一緒に撮れなかったかたも。。。
親しくお話をさせていただきました高円宮妃殿下や、ご来賓の各国大使閣下、大使夫人との集合写真はここでは控えさせていただきます。

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