華務長の部屋

いけばな嵯峨御流 華務長
華道家
辻井ミカ
Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
華務長からのお知らせ
8月31日。お花の集い
一年に一度、京都のお稽古の方々が集まって集いを開いてくださっています。
今年は8月31日、リーガロイヤルホテル たん熊にて。わたくしのデモンストレーションでは、三作品をご覧いただきました。
向かって右端の作品
中原道夫の俳句「滝壺に滝活けてある眺めかな」に寄せて。華厳の滝のように真っ直ぐに落ちる滝を描いて、滝壺に大きな飛沫をあらわし、禅語「直下三千丈」の気分を味わっていただく趣向。
滝は野薔薇の実枝、風船かずら。
飛沫はかすみそう。
中の作品
今年は母ケイの七回忌。皆様が献盃もして下さいました。
漆器赤富士盆。赤富士が大好きだった母の遺愛の品。鈴木雅也作。その横に、月見草の咲く野辺の風景を出会わせて。
太宰治の小説「富嶽百景」の中の一節”富士には月見草がよく似合う”に因んで。花材は月見草、オミナエシ、ヒメエニシダ。
向かって左端の作品
三重切り。中の口は椀鉢型に切ってある珍しいもの。母が表千家のお茶をしていたこともあり、この竹器を持ち出しました。ナナカマドと、ツルウメモドキ、ソケイ、ケイトウ。残暑厳しいながらも秋の気配が感じられる今の季節を少し先取りして。
9月3日。大覚寺供待のいけばな
- 輪盛体
- 環盛体
- 生花
燭台大蒟蒻の開花。9月1日 常寂光寺にて。
燭台大蒟蒻 ショクダイオオコンニャク
https://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_37556/
このブログでもご紹介している、常寂光寺の燭台大蒟蒻は8月29日、少し蕾が膨らみ始めました。咲くのはいつになるのでしょうね。今週の日曜日なのか、来週になるのか、、、
高さは人よりも高く巨大な花となるそうです。ひとめ、この目で見てみたいと、日参する日々です。常寂光寺様の開門時間は9:00から16:30までです。
燭台大蒟蒻 ショクダイ オオコンニャク
世界最大の花と言われる、ショクダイ オオコンニャク。
嵯峨小倉山 常寂光寺 本堂玄関前で開花寸前。
この写真は8月25日撮影。明後日くらいには満開になるのではないかとの事。咲くと2日間くらいで萎むそうです。
お堂を背景に一層際立つ、祈り花のようなこの姿も凛々しくて。
日本美術の鉱脈
話題の、円山応挙と伊藤若冲の合作も拝見して、撮影可能な作品の一部を掲載しました。
伊藤若冲の幻の作品『釈迦十六羅漢図屏風』のデジタル推定復元。
そして、縄文土器。
まだ世に知られていない、また将来日本の宝となる、日本の美術作品を掘り出す展覧会。
忙中閑。 ルイ・ヴィトン「ヴィジョナリー ジャーニー」展
大覚寺 宵弘法(万灯会)
毎年、8月20日に大沢池畔で行われている大覚寺宵弘法は「嵯峨の送り火」と言われています。19時から法要の始まりと同時に、水上に設けられた護摩壇に火が入れられます。声明、御読経と進むのに合わせるように炎は大きく大きくなっていきます。御読経の響きが佳境に入ると炎も最大に。幻想的な雰囲気の中で灯籠とともに御霊をお送りすることができるのです。
五山送り火 嵯峨の鳥居形を拝む
8月16日。五山送り火でした。
都の西北、愛宕さんの麓、鳥居本にある曼荼羅山に鳥居形は灯されますが、京都の市街地からは見えにくいそうで、見た事ないという友人も少なくありません。嵯峨では真正面から拝むことが出来ます。
大文字、妙法、船形、左大文字、と時間差で点灯されていき、鳥居形は一番最後20:20に点きはじめます。子供の頃から、親しみを込めて”鳥居さん拝も”と言い慣れてきた、この鳥居さんが、他の送り火と違うのは、元になるお松明から火を移したお松明を人が持って走って、それぞれの火床へ突き立てるという事です。
途中ですごい雨になりましたけれど、今年も無事に力強い炎でご先祖様をお見送りさせていただけて有難うございました。















































