2月12日、銀座松屋にて 古流協会展を拝見しました
2月12日に、古流の13の会派が所属される古流協会の華展を2月12日に拝見して参りました。きりりとした水際から立ち上がる古流のお生花に見とれて長時間楽しませて頂きました。家元の現代華もとてもパワフルな作品でございました。
お写真はその中のほんの一部ですがご紹介させていただきます。
そして、会場でお会いできた先生方とのスナップ。
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Profile
辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。
平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。
そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。
2月12日に、古流の13の会派が所属される古流協会の華展を2月12日に拝見して参りました。きりりとした水際から立ち上がる古流のお生花に見とれて長時間楽しませて頂きました。家元の現代華もとてもパワフルな作品でございました。
お写真はその中のほんの一部ですがご紹介させていただきます。
そして、会場でお会いできた先生方とのスナップ。
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横浜美術館レクチャーホールにおいて開催されたシンポジウムでは、パネラーと司会の5人がそれぞれ自分の作品を1作ロビーにいけておき、シンポジウムの中ではその作品の解説もするという趣向でした。パネラーの先生方は 粕谷明弘先生・川崎景太先生・久保数政先生・松田隆作先生と私です。司会は松田隆作先生です。
皆に与えられた作品テーマは「生命溢れる花、未来への希望をいける」でしたので、わたくしは「景色いけ・深山の景」を大水盤を用いていけました。
シンポジウム第一部の2時間は、「花文化の今}について、いけばな・フラワーデザイナーそれぞれの立場から見解を述べ、第二部の1時間半では、パネラーそれぞれが自分の作品解説とテーマの関わりを解説。
私の作品解説では、まず景色いけは盛花形式で、その盛花も元々は西洋のテーブル花に影響を受けてできた花態であることや、それがやがて日本的なものへと昇華して盛花となったことを前置きし、命の源である水の流れの連続性が風景を生む・さらに日本のいけばなやフラワーデザイナーが日本独自の発想の原点としている日本の風景そのものを守る事が未来へのメッセージであるという想いを込めて、深山の景の解説をさせていただきました。
定員240名での開催の中、嵯峨御流関東地区連絡協議会の先生方が50名も参加して下さり、大変有難く思います。
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立春。とはいえ今はまだまだ寒い。でも花屋さんには季節を先取りする花木や草花が並び、見ているだけで体が温かくなる。2月号にいけたモクレンは、とても立派な枝です、器にはこのモクレンを受けとめる力強さと華やかさのある、佐賀県の馬場九州夫氏の辰砂釉輪花口を出合せました。
馬場氏の器はシンプルでいて凄いエネルギーが感じられ、特に辰砂を代表とした釉の色彩が見事なのです。
嵯峨御流の月刊誌『嵯峨』は、昨年通巻1000号を発行しました。
毎月1回 充実した内容の華道機関紙を全国の華道愛好家に届けています。
これからも、嵯峨御流のテキストとして、また歴史や植物を好きな方にも楽しめる読み物として皆様に愛され広がっていきますように。
https://www.sagagoryu.gr.jp/gekkan-saga/
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1月某日。かねてより工事中であった大覚寺玄関門の修理が終わり、屋根には阿吽の鬼瓦。口が開いた阿(あ)と、口が閉じた吽(うん)が屋根の両端に据えられています。阿は口を開いて最初に出す音、吽は口を閉じて出す最後の音で、宇宙の始まりと終わりを表す言葉。華道理論にも欠かせない陰陽の原理は、この国のいたるところにあって表現の根幹をなす。
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2月3日には節分祭の法要が御影堂において執り行われました。
その年の運命をつかさどる星を供養し、祈願がささげられ、人生に幸福と平安がもたらされる大切な法会、新しい年への期待に心が浮き立ちます。法会ののちは、参拝者の方に今年の年男・年女の職員の方々から豆がまかれました。
2月8日 宸殿南庭、左近の紅梅。つぼみは今にもはじけんばかり。右近の橘は黄金に輝く実をたわわにつけている。
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今年の授業は島満甫先生・吹田晴美甫先生・小田ひさ甫先生・堀井節甫先生が担当され、6年生全員が、桜の花をいけました。
教室を視察に伺うと、元気いっぱいの子供達が、夢中になって一生懸命に花をいけています。一番後ろでは、校長先生も子供達と一緒になってお花をいけておられます。いけあげられた桜を前に満足そうな^_^表情の子供達。この花を家に持ち帰って、毎日開くその姿を見てどのように感じるのか、、、
嵯峨小学校では、3月の卒業式の日に「嵯峨小学校花校路」と題して6年生が自作の陶器に自分で花をいけて、学校の長い廊下を飾ります。晴れの日の子供達のお花も、ぜひ見に行きたいと思います。
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2月5日(金)、京都嵯峨芸術大学・大学院・短期大学部の制作展を、京都市立美術館で拝見しました。
時間の都合であまりゆっくりとは拝見できなかったのですが、作品からは熱い情熱や、奇想天外な発想など、大いに私も刺激を頂きました。
大変多くの作品の中から、ほんの数点ですがご紹介させていただきます。
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また、大学キャンパス内制作展で、生活デザインの2回生が狭小住宅に置く壁掛け花器をFRPで制作する課題の発表が行われていました。これは、華道の「掛花器」について華道講師から学び、そのうえで各自が制作したものです。花を引き立てるためのプロダクトのあり方・を学んだ気がしました、とプロダクトデザイン教授楠林先生のコメントと共に楠林先生からお写真を送っていただきましたのでご紹介いたします。
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2月6日・7日の両日、大阪司所創立95周年記念花展が開催されました。
会場は、関西で最も高く、日本で3番目に高い建物「あべのハルカス300」の中にある、近鉄アート館です。
6日11時のテープカットには、早朝から大勢のお客様がお越しになり、江頭弘勝理事長様、岡田脩克副総裁、本田博甫大阪司所長様とともに私も栄えあるオープニングのセレモニーに参列させていただきました。
会場構成は、明暗を効果的に演出されており、アート館の劇場ホワイエの部分は明るい会場・劇場内の大空間は暗転の中、スポット的に幻想的なライティング。趣向を凝らした作品の一つ一つも、大変見応えがあり、いつまでもゆっくりとこの場所に居たい・と感じる、素敵で居心地の良い空間が演出されていました。
大阪司所は、嵯峨御流の中でも最も歴史ある司所の一つです。次なる100周年への期待を込めて、今後益々のご発展を祈念致します
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http://www.kyoto-saga.ac.jp/ホームページより抜粋します。
年に一度の大イベント「卒業・修了制作展」を京都市美術館にて開催いたします。
この展覧会では、主に芸術学部4回生、大学院生、短期大学部2回生、 専攻科生の様々な分野の作品を発表します。本学の教育成果をご覧いただくことができる展覧会となりますので、ぜひ足をお運びください。
また、時期を合わせて「進級制作展」を大学内で開催いたします。この展覧会では主に芸術学部2・3回生および短期大学部1回生の作品を展示します。
「卒業・修了制作展」「進級制作展」いずれも若く瑞々しい感性で溢れた作品をお見逃しなく。
■「進級制作展」
会期:2月3日(水)~7日(日)
時間:9:30~17:00
会場:京都嵯峨芸術大学 本部キャンパス(京都市右京区嵯峨五島町1)
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2016年は日本・ベルギー友好150年 です。その記念事業の一つでオープニング・セレモニーの一環でもある雅楽の演奏会において、嵯峨御流ベルギー支部が、日本から都築知加教授の応援 を得て、挿花をされました。演奏会は1月23日、会場はパレ・デ・ボザール。VIPが大勢来られる演奏会会場の、迎え花として、花火をイメージした大作。そして壁の左右の棚に嵯峨御流の景色いけをいけられたそうです。
ベルギー支部は30年の歴史をもち、Astrid Maton支部長を中心に、Arlonという町で毎月研究会を開催しておられます。今回の、記念行事での挿花が終わった後も、熱心な支部長と支部会員のご希望により、都築先生がいけばなの講習をなさいました。その様子を都築先生から送っていただきましたので掲載させていただきます。
総司所から遠く離れていても、ベルギーの地に嵯峨御流のいけばなが根付いているのは、元々は北海道司所の南秀月先生が広められた事が始まりでした。以来、支部の努力はもちろんですが、支部の顧問として様々なお助けをなさっておられる高橋様ご夫妻の多大なるご尽力のおかげです。わたくしも、2010年5月にベルギーからの要請を受け、10日間講習会をしたとき、花材調達から通訳・送迎と、ご自分が社長である輸出入会社のお仕事はお休みしてでもベルギー支部の為に尽してくださいました。
そうした様々な支援を得て今現在、ベルギーにおいて、嵯峨御流の素晴らしさを伝えようとしている方々がいらっしゃって、研究と広報活動を続けてくださっていることに、私自身とても勇気を頂きました。
これからもベルギー支部の益々のご発展をお祈りしています。
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月桂冠大倉記念館の風格ある建物の中で、この3日間 松元先生の力強い器に、花をいけることになりました。松元先生は、奈良県にお生まれで、数々の賞を受賞なさり、現在鳥取大学 非常勤講師もなさっておられます。
先生の器からは 底知れない力を感じ、わたくしの花がどのように関わっていけるのか、楽しみでもあります。
場所 月桂冠大倉記念館
住所 〒612-8660 京都市伏見区南浜町247番地
TEL 075-623-2056 FAX 075-612-7571
時間 9:30-16:30
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