いけばな嵯峨御流

華務長の部屋

いけばな嵯峨御流 華務長
華道家

辻井ミカ

Profile

辻󠄀井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在、日本いけばな芸術協会常任理事、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

「第58回日本いけばな芸術展」に出品します

日本橋高島屋で開催される、「第58回日本いけばな芸術展」。5月21日(水)から26日(月)まで、一次、二次、三次展と2日ずつの開催となります。
わたくしは三次展25日・26日の両日出品します。嵯峨御流としては、一次展5名5席、二次展3名3席、三次展6名6席の出品となります。
ぜひご高覧くださいませ。


https://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_35326/

「第20回世界バラ会議福山大会2025」に出演します

5月17日(土)から19日(月)まで、福山通運ローズアリーナで開催される「第20回世界バラ会議福山大会2025」のエントランスに、バラを用いた和の大作をいけます。そして、17日の初日11時から11時40分まで、フラワーアーティスト曽我部 翔様と、ロースエキスポ総合プロデューサー白砂伸夫様とのデザイナーズトークにも出演します。
詳細はこちらの公式ホームページをご覧くださいませ。


https://wrc2025fukuyama.jp/roseexpo_event/5645/#post2

 

いけばなインターナショナル第13回世界大会

<花を通じての友好>
<Friendship through flowers>
をモットーに活動されている「いけばなインターナショナル」主催の、5年に一度日本で開催される世界大会が、4月25日から28日まで、国立京都国際会館で開催されました。名誉総裁高円宮妃久子殿下ご臨席のもと、メインイベントのデモンストレーションが26日、27日の両日に行われました。26日には小原流、一葉式いけばな、池坊。27日は龍生派、嵯峨御流、未生流、草月流。
 
嵯峨御流は、「大覚寺の四季」をテーマにした4作品。そして5作めは僧侶の声明 散華の中で荘厳華をいけました。
夏は、御殿川に蛍が飛び交う風景を、枕草子 ”夏は夜 月の頃はさらなり。闇もなお 螢の多く飛びちがひたる”を引用して描きました。
秋は、大沢池の池畔の室内から、秋の満月を臨む情景を、花衣桁を用いて表しました。
冬は、雪持ちの松をいけ、床の間に見立てた花衣桁に卯杖や桧扇を掛けてお正月飾りとしました。
春は、平安時代 嵯峨天皇の離宮「嵯峨院」の庭が今も現存する、最古の庭園池「大沢池」の桜の風景で表現しました。
最後に、声明と散華で浄められた舞台に荘厳華。荘厳華の中央に五大陸を象徴して五色の牡丹を挿し、様々な異なる文化の融合と平和の実現を願いました。
 
華展会場の嵯峨御流席には、華道総裁 山川龍舟門跡猊下の作品として、十二律管に松と桜をいけています。
 
この度の世界大会には、世界44カ国の国と地域140以上の支部に所属する6,500名の会員の中から約1100名の方が来日され、また嵯峨御流のデモンストレーションには、会員に加えてビジターとして330名あまりの方がご参加下さりデモンストレーションをご覧いただきました。また、28日には会員対象のツアーで、大覚寺へ約100名の方がお越しになっています。
 
デモの写真は撮れませんでしたので、この期間中のたくさんの行事の折々に撮っていただいたお写真をランダムにご紹介し、雰囲気だけお伝えできればと思います。

第76回華道京展

大丸京都店6階の大丸ミュージアムで開催された第76回華道京展。
前期4月10日から12日まで、後期13日から15日まで出品した嵯峨御流作品をご紹介します。

 

嵯峨御流 前期作品

 

 

 

前期 辻井ミカ
花材:ノハナショウブ、カキツバタ、ヒカゲカズラ 

 

前期3名合作 花材:桜
田中桂甫
山村友甫
橋本揚甫

 

嵯峨御流 後期作品

 

後期 辻井ミカ
花材:藤 石楠花

後期3名合作
花材:鶏冠杉、三光杉、貝塚伊吹、辛夷、ドウダンツツジ、座禅草、藤蔓               北川美鈴甫                                           岩本悦甫                                            山浦佳甫

 

 

華道京展 に出品します。

大丸京都店で開催される
「華道京展」に出品いたします。テーマは第76回となる今回のテーマは「花結び つながろう花と、人と。」
ぜひお立ち寄りくださいませ。
嵯峨御流は、11番花席に前期後期とも作品を変えて出品します。
 
令和7年4月10日(木)~4月15日(火)
前期:4月10日(木曜日)~12日(土曜日)
後期:4月13日(日曜日)~15日(火曜日)
午前10時~午後7時(入場は午後6時30分まで)
 
※4月12日(土曜日)及び15日(火曜日)は午後5時まで(入場は午後4時30分まで)
 
会場は、大丸ミュージアム京都(大丸京都店6階)
(〒600-8511 京都市下京区四条高倉西入立売西町79番地)

頭上漫々脚下満々

今日ご紹介する桜は、大覚寺内の、霊明殿の朱塗りのお堂を拝見に見る枝垂桜。早咲きで、長く咲き続ける桜です。
京都では都おどりが4月1日から始まっていて都に春が来た、の風情です。
舞う姿の美しさの源は、体の軸をブレさせない体幹の強さにあると思っています。枝垂れ桜を見ると、大きく袖を振って舞う姿のイメージが重なります。

まもなく華道祭

4月11日から13日。
大覚寺内全館と華道芸術学院で、嵯峨御流華道祭が開催されます。
この3日間、10時から16時までの華展をご覧いただけます。華展はお寺の宸殿と、嵯峨寮、そして華道芸術学院二階です。
また大沢池畔のお茶室望雲亭、お寺の五大堂、にはお茶席。
そして大沢池に浮かぶ竜頭鷁首船に乗っていただいて池を一周していただくこともできます。
4月13日は主なる行事「嵯峨天皇奉献華式」が、10:00から11:30前殿の前の白砂、石舞台で行われますので周りのお堂や縁などお近くでご覧くださいませ。
桜は、4月2日現在このような感じですから、華道祭には満開の桜がお楽しみいただけるのではないかと思い、ワクワクしています。
https://www.sagagoryu.gr.jp/page_id_34571/

めぐり、めぐる

3月30日。
遠州のいけばな展を拝見するため平安神宮へ参りました。遠州の花展は花筵と称されます、前日は華神祭で献花式をなさったようです。お家元にご挨拶、お話ししながら遠州のお花をゆっくり拝見させていただきました。お写真は控えさせていただきましたのでご紹介できませんが。

少し時間があり京都京セラ美術館へ。
本館で開催されていた「モネ睡蓮の時 Le dernier Monet : Paysages d’eau」
モネは日本の文化に対して、
「日本人のまれに見る趣味の良さはいつも私を魅了してきた。影によって存在を、断片によって全体を暗示するその美学に、私は共感をおぼえる」と語っている。モネの光と色彩の表現や大胆な印象派らしい筆致などに加えて、これまで以上に今回はとても興味深く拝見しました。

同館 東山キューブで開催されていた蜷川実花「彼岸の光 此岸の影」強烈に心身を揺さぶられる体験。見終わった後の
廊下には体験の残像のようなスクリーンが貼られて。。。

未生流中山文甫会 大阪支部連合会 華展

大阪市内、難波神社で開催された華展は、大変ご盛会でした。
一階、二階に分かれて展示された多くの作品の中から、
未生流中山文甫会会長 中山高甫先生
委員長 舟井琴甫先生
実行委員長 山野一甫先生
の作品をご紹介させていただきます。

中山高甫会長

舟井琴甫先生

山野一甫先生

3月23日。女流京華会いけばな展を拝見しました

嵯峨御流も毎年6名の先生方が出品されます、女流いけばな作家によるいけばな展を拝見に京都文化博物館へまいりました。6階の和室を会場に、作品のみならず先生方の和やかな雰囲気も女流展ならではです。
嵯峨御流のコーナーでは、作品に対する想い入れをめいめいがお話しくださいましたので、制作の過程が想像できて楽しいかったです。
わたくしのスナップで嵯峨御流の出品作品5作(1作は2名合作)をご紹介します。

嵯峨御流出瓶者の皆様方

ページトップへ