華務長の部屋

辻井ミカ

いけばな嵯峨御流 華務長 華道家 辻井ミカ

Profile

辻井ミカ先生は、祖父・父の跡を継ぎ昭和43年より嵯峨御流に入門され、平成2年派遣講師となり本格的に華道家としての活動を開始される。

平成8年華道芸術学院教授に任命されたのを始め、華道評議員、華道理事、華道企画推進室副室長等の総司所役職を歴任、平成16年より平成26年3月まで弘友会司所の司所長に就任される。

そして平成26年4月1日より華道総司所華務長に就任。
現在 嵯峨美術大学評議員、日本いけばな芸術協会理事、大阪府花道家協会常任理事、いけばな女性作家展運営委員、大正大学客員教授を務められる。

華務長からのお知らせ

京都市右京区民美術展。 嵯峨美術大学 華道授業履修者による挿花

毎年、展覧会の会場花を、嵯峨美術大学の華道嵯峨御流授業履修者がいけさせて頂いています。平成31年度の作品をご紹介します。

第32回右京区民美術展で審査員席に出瓶しました。

京都市右京区役所5階(サンサ右京)において、第32回右京区民美術展が2月22日から25日まで開催されました。日本画、洋画、書、写真、工芸、その他の分野があり、私も審査員を務めさせていただいています。
会場内には、審査員作品展示席が設けられており、また嵯峨美術大学華道授業履修生による挿花も花を添えています。

私がいけた作品は、「糸柳長閑のいけ方」です。

大阪美術倶楽部主催「第四回大美アートフェア」での挿花

2月23日から25日まで開催された大阪美術倶楽部主催「第四回大美アートフェア」に挿花させて頂きました。
玄関迎え花は、尾形光琳の紅梅白梅図をイメージしたもの。二階の千住博作Water Fallの前には、飛沫をイメージした木瓜の作品です。

 

http://www.daibi.jp/artfair2019/

辻村史郎作壺

2月16日 遊花一日 冬期大学「季を楽しむ」

今回は西村強甫学院長による、寄筒の講義とデモンストレーションでした。
西村先生が、ご自分の竹器を持ち出して下さり、素晴らしい寄筒と五重切りの作品を拝見させていただきました。廊下には、いま盛りの梅を用いたステキな心粧華想い花が、一階にも二階にも配され、受講生の皆様を温かく迎える気持ちが溢れています。
参加者は皆、深くて楽しい生花の世界に浸らせて頂いたのではないでしょうか。

「遊花一日」の企画は、担当される講師の世界観を堪能できる、特別な機会なのです。

 

https://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_14375/

 

2019年2月17日 京都駅新幹線コンコースで、いけばな展を拝見。第40回記念「京都名流いけばな展」

京都名流いけばな展の、嵯峨御流後期展を拝見しました。

前期展はこちらです。 

https://www.sagagoryu.gr.jp/post_id_14314/

2019年2月17日。嵯峨御流華道徳島司所創立85周年記念華展を拝見しました。

神々しいような空と海の情景に感動しつつ、高速バスに乗って、明石海峡大橋を渡り徳島へ。徳島駅前のホテルクレメントに入ると、会場へ到着するまでの道すがらエスカレーターのところなど随所に趣向を凝らしたいけばな作品で出迎えてくださいました。

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雅な朱塗りの御所車、阿波名産の藍染めを用いて風景を描いた大作、剣山の心象風景、伝承の華、空間を生かした作品など、嵯峨御流ならではの雅趣ある作品から、新花「花がさね」まで、力強くいきいきといけられていました。花材は会員の皆様が自分で育てたり、探して来られたもの、また山採りの植物を自分の足で探して来られたそうです。5年前の華展の後、次の5年後にはこれを使おうと思い育ててきた、など、一人一人が想いを込めていけられていることが素晴らしいと思い、一層嬉しく拝見させて頂きました。

2019年2月13日 京都駅新幹線コンコースで、いけばな展を拝見。第40回記念「京都名流いけばな展」

2月13日。公益財団法人日本いけばな芸術協会広報部の会議のため、東京へ向かいました。その行き帰り、たのしみにしていたのが、京都駅新幹線コンコースで、毎年冬のこの季節に展示されているいけばな展「京都名流いけばな展」です。

ちょうど、2月12日から17日まで嵯峨御流が出瓶されていますので、ご覧いただきたいとおもいます。嵯峨御流の作品をご紹介します。15日から17日までは新たに2名が出品されます。

 

 

 

会期:平成31年1月22日(火)~3月3日(日)まで、
会場:JR京都駅 新幹線コンコース(改札内)でされています。

新幹線の改札内に入れば、誰でも拝見できて親しみやすい素晴らしい場でした。今回40年目で最終回となるそうで、大変残念に思います。

1月19日。嵯峨御流瀬戸内司所創立50周年記念華展を拝見しました。

1月19日(土)・20日(日)の両日、今治市のタオル美術館及びレストラン王府井2階ホールで開催された、瀬戸内司所創立記念華展のオープニングによせていただきました。

テープカットは、伊勢俊雄理事長様ご臨席のもと、ステキなヨーロピアンガーデンにて野外で行われました。

 

蠟梅を用いた七種宝器の作品、山から海までの風景を階段状の設えにして景色いけで表現された作品、などなど会員皆様の力作を拝見したり、花材を探すご苦労話などを伺うことができました。
会員のかた、またご来場の方々の沢山の笑顔に接して、会員はもとよりそのご家族の献身的なご協力のお力が結集して、この華展がより一層輝くように活気に満ちているのだと痛感致しました。

この会場に伺ったのは初めてで、タオル美術館の館長様から今治のタオル生産の歴史なども伺うことができました。
華展を拝見したあと、いろいろなタオル製品を見学したり、一階のカフェテラスで様々な柑橘類の植木を眺めて楽しい時をすごさせていただきました。

 

2月10日。茨木司所創立50周年研究発表会「時鏡」を拝見しました。

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茨木神社の儀式殿および参集殿にて開催された華展は、主として嵯峨御流の伝承花の研究の成果を存分に発表されつつ、野外作品などには場を生かしつつ遊び心のあるインスタレーションも展開されていました。
また、一室には、嵯峨御流独自の御題花器や、「花がさね」、テーマである「時鏡」を表現したコーナーなど、会員皆様の力作を拝見させていただきました。寒い中でしたが、会員の皆様が随所にスタンバイされ、また外に出て来客をお迎えしてくださり、心温まる、ステキな花会でした。

 

華展会場を出て、由緒ある茨木神社を参拝させていただきました。浄らかな気配に満ちた境内でした。でも、沢山の樹木や土塀が昨年の大阪府北部地震と、台風21号により甚大な被害をお受けになったと伺い、心が痛みました。

2019うめだ阪急迎春花を100名の力でいけました!!!②

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1号ウィンドウ「光」

「新年御歌会始め」の、平成31年の御題は「光」。「光」の字は「火」の下に「人」を組合わせ、頭上に松明(たいまつ)などの火を掲げて、まわりを明るく照らす人の姿を現したもの。日本(にっぽん)の神話には、光の象徴である天照大神が天の岩戸に隠れ、この世が闇に閉ざされたことや、神々の祭りによって天照大神が再び訪れ、世に光が満ちた事が語られている。2019年、日本(にっぽん)は光り輝く新しい時代が始まろうとしている。青々と繁る五葉松の常緑の葉に、不老長命の吉祥を表す。

花材:五葉松・ヤシの花と鞘 ほか

 

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2号ウィンドウ「榮(えい)

日本(にっぽん)の国が代々続くめでたさを、皇族方の御印(おしるし)である榮・白樺・梓・栂・高野槙を用いて表現した。榮は古書によると『榮は桐木なり』とあり桐の木で表現。白樺は「光と豊富・柔和」という花言葉があり、美しい木肌を生かした。梓は中国ではキササゲを指し、金に染めて用いている。栂・高野槙の深い緑を背景として、一瓶の荘厳華の姿にいけ、繁栄を願う華とした。

花材:大王松・桐・白樺・キササゲ・栂・高野槙・南方竹の根・菊ほか 

 

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3号ウィンドウ「亥」

無病息災の象徴とされる猪は、摩利支天のお使いでもあり、火の神の化身ともいわれる。 本年は「己(つちのと)亥(い)」の歳。目標に向かって情熱的に猛進していく人に、強大な力をかしてくれるという猪の、勢いと走り抜ける気配を表現したいと思った。別名を「元日(がんじつ)草(そう)」や、「朔(つい)日(たち)草(そう)」と言い、名前もめでたい福寿草(幸福と長寿)と南天を出あわせて、「難を転じて福となす」という縁起の良いとりあわせにした。

花材:アプライト(アスパラガス)・竹・福寿草・南天・シダ

 

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4号ウィンドウ「宝」

樹木には人智や時を越えて成長する生命力がある。二股の神が宿るとされる枝分かれに、相生(あいおい)や連理の枝を連想して、吉兆の象徴とした。永遠の命を象徴する「松」。すくすくとまっすぐに成長し、撓んでも折れず復元する力は苦境を跳ね返す生命力を表す「竹」。寒中にあって百花に先駆け芳香を放って咲く「梅」。金運を上げ富を象徴する「金柑」「万両」など、おめでたいものを取り合わせ、宝尽くし文様の三宝に載せた正月飾り「蓬莱山」に見立てている。

花材:松・竹・梅・金柑・万両・ 藪柑子・サルノコシカケ・立日陰 ほか 

 

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5号ウィンドウ「鳳」

 天皇即位の大礼などで舞われる事が多い、雅楽「万歳(まんざい)楽(らく)」の曲をいけばなで表現した。賢帝の治世には鳳凰が現れて「賢王万歳」とさえずるその声を曲の調べとし、飛ぶ姿を舞に作られたもので、この作品では、貝塚伊吹・エンジュ・枝垂れ桑・オーガスタの花などで鳳の大きく羽根を広げて舞う姿を表している。花器は楽器の音階をあわせる竹笛(律管(りっかん))の十二本の管にならったもの。音曲の調べと舞を一つの作品にした。

花材:珊瑚水木・貝塚伊吹・エンジュ・枝垂れ桑・オーガスタの花 ほか

 

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6号ウィンドウ「翔」

吉祥を招く瑞獣である龍は、古代より中国では皇帝のシンボルである。自在に天空を飛翔し、水を制して天災を治め、啼き声によって雷雲を呼び恵みの雨を降らせると言われる。平安の始め、京都の西郊 嵯峨の地に離宮・嵯峨院(現・大覚寺)を造営された嵯峨天皇は、御庭大沢池に龍頭(りゅうとう)鷁首(げきしゅ)の二艘の船を浮かべて美しい山水のもとで花や月を愛で、音楽を奏でる管弦の遊びを楽しまれたという。

花材:チャボヒバ・亀甲竹・葉牡丹・タビビトノキの花・斑入りユッカ・ドラセナ・海松 ほか

 

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7号ウィンドウ「壽」

 神を祀る場である床の間には、正月らしい掛軸を懸け、鏡餅、屠蘇(とそ)器を飾り、花をいける。屠蘇(とそ)とは、嵯峨天皇の弘仁の時代に中国から献上された屠蘇散(とそさん)という薬で、天皇は御酒(おみき)に屠蘇を浸したものを元旦の儀式に宮中で飲まれたことが御屠蘇のはじまり。屠は邪気を払う、蘇は魂を目覚め甦らせるという意味がある。一年の邪気払いと幸福を迎えるものとして、一陽来復の結び柳を添えた。

花材:蛇の目松・お菊の松・稲穂・椿・枝垂れ柳ほか 

 

 

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